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マラソン愛好家ためのトレーニング(2/4)

みなさんこんにちは。
フィジカルトレーナーの大森です。

前回からのコラムは「マラソン愛好家」のためのトレーニングと題して、数回に分けてマラソン愛好家に行ってもらいたいトレーニングについてお伝えしています。

前回コラム>>>「マラソン愛好家ためのトレーニング(1/4)」

そもそもマラソンの記録を伸ばすときに必要なことは大きく分けて4つでした。

〇心肺持久力を高める
〇遅筋繊維の発達
〇ランニングエコノミーの改善
〇慢性痛予防のための関節・靭帯の可動性の向上

今回のコラムでは遅筋繊維の発達についてお伝えしていきます。
イデンシルでも遅筋派?速筋派?と体質がわかる項目がありますが、
まずは遅筋がなぜ持久力に必要なのかのメカニズムを理解しておきましょう。

そこで重要になってくる言葉が、乳酸性作業閾値という言葉です。

 

 

乳酸性作業閾値とは?

なんとなく皆さんも、「体に乳酸が溜まっている」から疲労が溜まっていると感じますよね。
でもこの乳酸は「疲労物質」ではありません。

「乳酸が溜まると疲労となるので、早く乳酸を除去することで、体の疲労を回復させましょう」的なことが書いてあるのは間違いです。

そもそも乳酸はエネルギー物質です。
つまり体を動かすためのエネルギーなのです。

専門的に言えば乳酸とは糖の分解量とミトコンドリアでの処理量との差です。
糖を利用する途中で一時的にできるもの。
糖を利用する途中でできる物質だということは、乳酸もまたミトコンドリアで完全に二酸化炭素と水にまで分解されるエネルギー源です。

しかし、この乳酸をうまく使いこなせていない方がいるのです。
乳酸は効率的なエネルギー物質ですが、筋肉を酸性化させる恐れもあるため、上手なコントロールが求められます。

ミトコンドリアの多い遅筋繊維や心筋(心臓の筋肉)で乳酸は多く使われます。
心筋などは乳酸が多くなると、必要エネルギーはほとんどの乳酸を利用して得るようになります。

つまり、遅筋繊維や心筋を鍛えると、ミトコンドリアの処理能力を増やし、乳酸をうまくエネルギーとして使いこなせるようになるため、エネルギーの不足しにくい(疲れにくい)体になることができます。

遅筋繊維の鍛え方を知りたい人は、ぜひSOSまでご連絡くださいね。

では。

 

 

次のコラムへ>>>「マラソン愛好家ためのトレーニング(2/4)」

 

 

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