『アスリート』カウンセリング(3/3)
こんにちは。こころとカラダに栄養を
健康運動指導士、管理栄養士の藤澤直美です。
確かなエビデンスを用いて遺伝子情報を分析することで、ご自身の体質を科学的に知ることができます。
体質を知ることができれば、スポーツに限らず、ダイエット・美容・生活習慣病の予防など、その後の人生の色々なシーンで活用できます。
イデンシルは「検査後に分析結果が実生活で活用されること」を重視しており、からだの専門家が活用する情報ツールになっています。
ベーシック版として「アスリート」「ヘルスケア」「シェイプ&ビューティ」の3種類を用意しており、前回に引き続き、アスリート版の検査とカウンセリングを実施した方のお話をいたします。
前回コラム>>>「『アスリート』カウンセリング(2/3)」
遺伝子情報を用いたカウンセリング
今回「アスリート」を受けた方は、実際にプレイヤーとしてご活躍されている方でした。
食事は健康意識が非常に高く、野菜中心で動物性タンパク質を少なくすることで、酸素運搬能力を高め、疲労しにくく、持久力が上がるという方法を実践され、効果が出ているとのことでした。
朝 スムージー
豆乳 オートミール プロテイン 果物(日によってバナナ・リンゴ・ブルーベリー・キウイフルーツ) チアシード キヌア ヘンプシード ナッツ
とても健康意識が高く、これを1L飲むそうです。
スムージーを飲んでいる皆様にもおすすめは、スムージーは氷を入れるイメージがあると思いますが、自宅で作るときには素材の水分だけでつくることをおすすめします。
そして『飲む』のではなく、一口一口、口に入れたら『よく噛む』ようにしてください。
飲み物を噛む??と思われる方もいらっしゃると思いますが、噛むことで唾液と混ざり、消化吸収がよく、口で体温に戻すことで身体を冷やさない効果があります。胃や腸へも優しいですね。何より満足感もかわってきます。
昼は主食は玄米と決めていて、サラダや大豆製品
夜はこの日は外食だったそうですが、玄米にサラダや大豆ミートで作った唐揚げやフムスという豆のペーストをパンにぬって食べたり、ナッツやキノコのドライカレー と全体的に体に優しい内容で素晴らしかったです。
動物性タンパク質を摂らないようにしているということでしたので、持久力に必要な栄養素と、貧血に気をつけていただくように鉄分についてお話ししてカウンセリングは終了にいたしました。
持久力に必要な栄養
糖質×ビタミンB1
ビタミンB1は大豆製品からも摂取できます。
他には豚肉が効率が良いですね。
鉄分+タンパク質
持久力系のスポーツで、体の中で不足するのは鉄分です。
ビタミンCとタンパク質を一緒に摂ることで吸収率のアップが期待できます。
逆に食後すぐコーヒーや、緑茶を飲むと、それらに含まれるタンニンは鉄分の吸収を阻害してしまうので、できれば食後30分以上間を開けて飲んでくださいね。
玄米に含まれるフィチン酸塩も鉄の吸収を阻害します。
バランス良い食事で定食スタイルを心がけ、単品+小鉢がおすすめです。
ストレス解消の栄養素はコラム>>>「疲労・ストレスについて」を参考にして下さいね。
皆様も遺伝子検査でご自分の体質を知って、今後に生かしてくださいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
藤澤直美
皆様の笑顔を 栄養に 健康運動指導士・介護予防スペシャリスト 専門的な運動指導の知識のもと運動セミナーも行なっています 元気に健康寿命を延ばす 管理栄養士・サプリメントアドバイザー 特定保健指導は約2000人指導 フラインストラクター