身体の酸化を食事から防ごう〜抗酸化成分(2/3)
こんにちは。管理栄養士の中岡浩子です。
前回は体内で増えた活性酸素が細胞を傷つけたり攻撃することにより、老化や生活習慣病が引き起こされることについて触れました。
前回コラム>>>「身体の酸化を食事から防ごう〜活性酸素(1/3)」
今回は、身体を錆びつかせることを防ぐ(酸化を抑える)働き、「抗酸化」についてのお話です。体内で増えた活性酸素を取り除くことが老化や生活習慣病、がんなどの予防につながりますが、活性酸素による酸化を抑えることを「抗酸化」と言います。
身体を酸化から守ってくれるもの〜抗酸化成分を積極的に摂ろう
代表的な抗酸化成分
ビタミンA
レチノールやカロテンなど体内でビタミンAとして働きます。緑黄色野菜に多く含まれ、脂溶性なので油と一緒に摂ることで吸収率が高くなります。特にβ―カロテンは強い抗酸化作用があります。
ビタミンC
水溶性のビタミンなので水に溶けやすく、食材の洗いすぎや加熱しすぎには注意です。食品からの吸収率は良いのですが一度に大量に摂取しても排出されてしまうので毎日摂取しましょう。
ビタミンE
抗酸化作用が強く若返りのビタミンとも言われます。緑黄色野菜のほか、うなぎやいわしなどの動物性食品や植物性油脂、ナッツ類にも多く含まれます。
コエンザイムQ
ビタミンと同様の働きをするビタミン様物質ともよばれ、体内に微量に存在しています。抗酸化作用が期待されるので食事からも積極的に摂取できるとよいですね。イワシやサバ、牛肉、豚肉にも含まれます。
アスタキサンチン
鮭に多く含まれる成分で、鮭の身がピンク色なのはアスタキサンチンが筋肉にたまったことによります。とても抗酸化力が強く、悪玉コレステロールの酸化を抑え、血管壁の保護にも効果があります。
ファイトケミカル
第七の栄養素と言われるファイトケミカルは、植物のもつ「色素・苦味・渋み・香り・えぐみ・辛味」などの成分で主に皮や種などに多く含まれています。「カテキン」や「アントシアニン」、「リコピン」や「カプサイシン」などがあり、それらの最大の特徴が「抗酸化作用」と言われています。上記の他、天然のインスリンとも呼ばれる「イヌリン」は菊芋やごぼうに含まれ、ポリフェノールの一種である「イソフラボン」は女性ホルモンに似た働きを持ち、大豆に多く含まれています。
次回はファイトケミカルの種類や効率的な摂取方法についてもう少し詳しくお話したいと思います。
次のコラムへ>>>「身体の酸化を食事から防ごう〜抗酸化成分(3/3)」
中岡浩子
はじめまして。8月よりコラムを担当させて頂くことになりました管理栄養士の中岡浩子です。 3人の子供の子育てに奮闘しながら、日課である早朝ランニングでストレス発散と体力維持に努めています!