速筋が多いタイプの方へ(2/2)
みなさんこんにちは。
フィジカルトレーナーの大森です。
前回から2回に分けて、筋線維のタイプや特徴などをお伝えしています。
前回の記事へ>>>「速筋が多いタイプの方へ①」
おさらい
速筋繊維の多いタイプのヒトの身体的特徴は…
筋肉質の人が多く、ムキムキなイメージ
爆発的にエネルギーを放出する行動タイプ
冬でも半袖で、汗をかいてるイメージ
しかし、本当に
速筋繊維が多いタイプの人は、本当に筋肉がつきやすいのか?
速筋繊維が多いタイプの人は、本当に爆発的にエネルギーを放出できるのか?
速筋繊維が多いタイプの人が、いつでも汗を掻いているのか?
答えは N O です。
速筋線維が多くても、筋肉がつきにくい人もいます。
速筋線維が多くても、爆発的にエネルギーを使えない人もいます。
なぜなら、筋繊維のタイプがすべてではなく、神経伝達や体のコントロール性の影響が強いからです。
速筋線維が多い人が暑がりで、いつも汗を掻いているわけではありません。
いつも交感神経過多で体が興奮している人が汗を掻きやすのです。
ですから、筋力低下を起こしている中高年の女性の汗っかきもいるのです。
少ない筋肉で体を支えるには、その少ない筋肉をフル活動させるために、ずっと交感神経過多にしているという状態です。
この状態では疲労も溜まりやすいし、夜も寝られなくなります。
少し話が反れましたが、筋線維のタイプだけで「こうなる」ってことはなかなか言えないってことです。
あっ!!
ちなみに、女性の場合、「私、筋肉質だから中々細くならない」とか
「私、筋肉質だから運動するとすぐに足や腕が太くなっちゃうから運動はしたくないのよねー」って言っている方のほとんどは筋肉質ではないです!
ほとんどが、脂肪と筋肉が癒着し、なかなか脂肪が減少しないパターンです。
そんな方はちゃんと運動してくださいね。
どんな運動をした方が良いかは、お近くの専門家に聞いてみてくださいね!
では。
大森 大
Jrアスリート、アスリート専門トレー二ング&コンディショニングジム「SOSアスリートラボ」代表。横須賀市を中心に「諦めるか、挑むか。その選択があなたの人生を決める。」を理念に活動し、Jrアスリート・アスリートの障害の予防と競技力向上に努めている。