吉田桃子

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アンチストレスな身体を手に入れる!(2/2)/吉田桃子

こんにちは!アスリートから食育まで食の力でベストコンディションを作るお手伝いをさせていただいている管理栄養士の吉田桃子です。

前回は、『ストレス』とは何なのか、また、ストレスからの回復力を高める幸せホルモン『セロトニン』の分泌を促進するための方法についてお話させていただきました。

前回コラム>>>「アンチストレスな身体を手に入れる!(1/2)」

今回は『アンチストレス、アンチ酸化のための食事』についてお話したいと思います。

 

 

ストレスが生み出す『活性酸素』とは?

ストレスとは、外部からの様々なストレス要因(=ストレッサー)による心や体の緊張状態(心や身体に何らかの負担のかかった状態)ということを前回お話しました。

ストレスを受けると私たちの身体は一時的に血流の流れが悪くなり、これが元に戻る時に活性酸素が発生します。
活性酸素は本来、体内に侵入するウィルスや細菌などから身体を守るために白血球が作り出すものですが、空気中から取り込む酸素のうちの2%や、ストレスから発生する活性酸素は私たちの身体を『錆びつかせる』(=酸化させる)もので、身体を老化させるだけでなく、様々な病気の原因になってしまいます。

この『酸化』から身体を守るために『抗酸化(アンチ酸化)』な食事のポイントを是非知って頂きたいと思います。

 

 

管理栄養士が伝授する超簡単な『抗酸化食事法』

食後に緑茶を習慣化して抗酸化ビタミンを摂取してみては?

 

食べ物には、活性酸素の働きを抑えるさまざまな抗酸化成分が含まれています。ブロッコリーやキウイ、イチゴ、などに多く含まれるビタミンCや、ナッツ類、大豆などに多いビタミンE(=『若返りビタミン』)には、細胞の酸化(老化)を防ぐ働きがあります。

他にも、赤ワインやブルーベリー、リンゴ、ココアなどのポリフェノール、緑茶のカテキン、人参やかぼちゃ、ほうれん草など緑黄色野菜のβカロチン、トマトやスイカなどのリコピン、豆類や、シソ、緑茶などのフラボノイド、ごまのセサミノール、ニンニクやキャベツなどの含硫化合物、鮭やエビ、カニの色素アスタキサンチンなど、カラフルな色合いの食べ物が多い『抗酸化』成分の多い食品は、ご飯やパンなど主食や、肉や魚などの主菜(メインのおかず)よりも、添えものの野菜、香辛料、調味料、デザート、飲み物などに多いのです。

また抗酸化成分は、色の濃い植物性食品に多いという特徴もあります。
*ファイトケミカルと呼ばれる植物性食品の色や香り・苦味・辛味・灰汁の成分

ただ、抗酸化成分は、どれか一つを摂ればOKというものではありません。「○○が体にいい」と聞くと、それだけを集中的に食べる人がいますが、そうした方法では効果はあまり期待できません。
野球に例えると、活性酸素は攻撃側の打者、抗酸化成分は守備側です。守備側に1人のスーパープレーヤーがいても、すべての打球を取ってグラウンド全体を一人で守ることはできません。それと同じで、どんなに強力な抗酸化成分でも、それぞれの能力(性質や作用の仕方)に違いがあるため、力を合わせないと活性酸素には対抗できません。


どんな食品に抗酸化成分が多いのか知っておき、毎日の食事の中で、できるだけ多くの種類をとること…それが『アンチ酸化』のための食事のポイントです。

例で挙げると、牛丼だけでなく、サラダや野菜の小鉢を添える、緑茶も合わせて飲むなどちょっとしたプラスをするだけでも『抗酸化』の効果があるので、是非実践してみてくださいね!

*私達の身体の中で酸化を防ぐ働きをする抗酸化成分は、たんぱく質を栄養源としています。したがって抗酸化酵素の働きを活発にするには、良質のたんぱく質をとることも大切です。植物性食品ばかりを勧めるものではありません。

 

 

 

吉田桃子

吉田桃子

日本体育大学卒業後、二葉栄養専門学校にて栄養士免許取得。保育園勤務を経て、管理栄養士免許を取得。アスリートのサポートから、保育園の献立作成・食育・衛生指導・セミナー講師・個人の栄養カウンセリングやプライベートトレーニングジムへの栄養アドバイザーなどを手掛けている。自らも2年前まで、女子フットサルのトップリーグの選手としてプレー。

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