気持ちもすっきり!脳機能を高めましょう
こんにちは。栄養士の蓬田味夏です。
IDENSILにはストレスに関する項目があります。
以前、リスクがあると「つい食べ過ぎてしまう」という遺伝子タイプをご紹介しました。
>>>「つい食べ過ぎてしまう方へ」
このBDNF遺伝子にリスクがあると「お腹がいっぱいなので食べるのをやめよう」とお知らせする働きが低下しやすいのです。
BDNFとは?
BDNFとは脳由来神経栄養因子と呼ばれ、脳機能を高めるたんぱく質になります。
私たちの食べるたんぱく質ではなく、脳がつくる、細胞の栄養になります。
脳内のBDNFが低下すると、
ついつい食べ過ぎてしまったり、物忘れや計算力が落ちたり、気持ちも落ち込んでしまいます。
一方、脳内のBDNFが高まっていると、
記憶力もあがり、食べ過ぎも抑えるので肥満の抑制になります。気持ちもあがっていきます。
からだもすっきり、頭もすっきりさせるためBDNFを低下させないようにしたいですね。
BDNFを低下させないためにはどうすればいい?
BDNFを低下させないためには
- 適度な運動習慣
あまりストレスにならないような軽い負荷の運動がいいでしょう。
- 適度な空腹時間をもつこと
しっかりお腹を空かせて、食事と空腹のメリハリをつけましょう。
ほかには脳トレなどを行って脳に刺激をあたえるのもおすすめです。
からだを適度に動かしておいしくご飯を食べましょう
BDNFが低下しやすいタイプの方で、最近疲れて気分も落ち込む…そのせいか物忘れまでする…
そんな方は、もしかしたらBDNFが低下しているかもしれません。
気持ちよく運動すれば、ストレス自体も減りますし、しっかりお腹も空かせることができます。
ご飯もよく噛んでゆっくり食事をすることで食べ過ぎ防止にもなります。
からだもすっきり、頭もすっきり、気持ちのいい毎日にしていきたいですね。
【参考文献】
柳本広二 他『「脳機能を高める分泌性タンパク質、脳由来神経栄養因子:BDNF」環境が制御する道具としての、気力と記憶』洛和会病院医学雑誌 Vol.28(2017)

蓬田味夏
「みんなのからだはみんなが食べたものでできているんだよ」 「野菜も好きになってたくさん食べようね」 子ども達には言っているけど大人がやっていない事、案外多いと思います。 『自分が食べたもので自分の体はできている』 明日、一ヵ月、一年後の自分のためにちょっとやってみようかな、そのきっかけになれるよう、楽しく、わかりやすい栄養の情報をお伝えしていきます。