つい食べ過ぎてしまう方へ
こんにちは。栄養士の蓬田味夏です。
イデンシルには体脂肪や過食に関する項目がいくつかあります。
「お腹いっぱいだけどもう少し食べられるかも…」とついつい食べ過ぎて、
気づいたらお腹いっぱい!という方はいらっしゃいませんか。
過食に関する遺伝子にリスクがあると、ついつい食べ過ぎてしまう傾向があります。
なぜ食べ過ぎてしまうのか。このタイプの方は「満腹中枢」の働きが低下しやすいのです。
「満腹中枢」は脳の視床下部にあって、食べることを調節する神経です。
「お腹がいっぱいなので食べるのをやめよう」とお知らせするのです。その働きが低下しやすいのでお腹がいっぱいでも食べ続けることができてしまうのです。
お腹いっぱいまで食べ過ぎてしまわないように
そんな方にまずおすすめなのが「よく噛むこと」「ゆっくり食べること」です。
よく噛めば、結果的にゆっくり食べることができます。
噛むことで「満腹中枢」が刺激され、早くしっかり「お腹いっぱい」のお知らせを出すことができます。
また、心地よい運動などをしてしっかりお腹を空かせましょう。メリハリも大事です。
そして食事の内容と量の記録をつけて把握しておくことも食べ過ぎの防止に役立ちます。
遺伝子リスクがあっても大丈夫
イデンシルでこの遺伝子にリスクがあったとしても、生活習慣を見直すことで十分対策が可能です。
逆にリスクがなかったとしても、お腹いっぱい食べても大丈夫!という訳ではありません。
今のあなたのからだは、遺伝的要因と、運動・栄養・生活習慣などの環境的要因によって成り立っています。つまり日々の生活も大きくからだに影響するのです。
イデンシルで自身の体質を知ったうえで、自分の生活習慣の確認・見直しをしてみてください。
自分の遺伝子リスクを知っていると生活習慣を改善するやる気も違ってくるかもしれません。
楽しくてついつい食べ過ぎてしまうことはもちろんあります。
そんな日があっても問題ありません。
ただ、毎日そんなことが起こらないように「満腹中枢」からのお知らせに注意してみてください。

蓬田味夏
「みんなのからだはみんなが食べたものでできているんだよ」 「野菜も好きになってたくさん食べようね」 子ども達には言っているけど大人がやっていない事、案外多いと思います。 『自分が食べたもので自分の体はできている』 明日、一ヵ月、一年後の自分のためにちょっとやってみようかな、そのきっかけになれるよう、楽しく、わかりやすい栄養の情報をお伝えしていきます。