目が疲れていませんか?(2/2)
こんにちは。管理栄養士の藤井佳寿美です。
眼の痛みや充血、頭痛や肩こり、吐き気、倦怠感が長引くなどの症状の原因にもなる眼精疲労。
前回に引き続き今回も眼精疲労について紹介していきます。
前回>>>「目が疲れていませんか?(1/2)」
ブルーベリーの中でもビルベリーに注目!
見た目が似ていますがビルベリーはブルーベリーの原生種で4倍のアントシアニンを含んでおり、ヨーロッパでは医薬品として扱われています。
ブルーベリーは食べる事を目的とした改良種で皮にアントシアニンが含まれていますが、ビルベリーと比べると量は少なくなります。
実を割ってみると一目瞭然!ブルーベリーの実は白く、ビルベリーは中まで紫色をしています。
ブルーベリーは夏場になると新鮮な物も手に入りやすいので手軽に摂取しやすく、甘みもあってそのまま食べても美味しいですよね。
ビルベリーの生の実を頂く機会は中々ありませんが、ジャムや冷凍食品、ドライフルーツ、サプリメントなどで摂取できます。
サプリメントでは『 ブルーベリー(ベルベリー由来のアントシアニン色素)』と表記され機能性食品として販売されているものが多いです。
アントシアニンが豊富に含まれている食品
ブルーベリーなどの他に、ぶどう、プルーンなどの果実、いちご、なす、紫芋、赤たまねぎ、紫キャベツ、赤シソなどの野菜類、黒豆や黒ごま、赤ワインなどにも含まれています。
効果的な摂取方法
アントシアニンは水溶性で一度にたくさん摂取しても体内に蓄えておくことができません。一度に大量摂取するのではなく、こまめに摂取するようにしましょう。
またアルコールと一緒に摂取すると吸収力がアップするとも言われています。
飲み過ぎは禁物ですが、ブルーベリーをソースに使用する時などは少し赤ワインを加えるとアントシアニンをより効率良く摂取できます。
豚肉や鶏肉のソテーにもよく合いますよ。ぜひお試しください。
目の作用に働きかける栄養素は『アントシアニン』以外にもたくさんあります。
次回はその他の栄養素についてご紹介します。
【参考文献】
吉田 企世子,松田 早苗(監修)『あたらしい栄養学』高橋書店
若菜 宣明 他「ブルーベリーの眼機能改善効果」,『日本健康学会雑誌』 16(2), 44-48, 2007
藤井佳寿美
管理栄養士、フードコーディネーター、野菜ソムリエ、食育マイスター。 管理栄養士として現場業務や栄養カウンセリング業務に従事。 食への関心を高める体験型食育ワークショップ『TABERU×ASOBU〜タベルトアソブ〜』を主宰。 クライアントに合わせた効率の良い食事摂取方法やレシピ提案など実践しやすいアドバイスを心掛けています。