目が疲れていませんか?(1/2)
こんにちは。管理栄養士の藤井佳寿美です。
パソコンやスマホの利用時間が増えて目が疲れているなと感じる事が多くなりました。
イデンシルの遺伝子分析では光の感受性について自身の体質を確認できます。
私自身こちらの項目でリスクがあることを知ってからは日差しの強い日の外出はサングラスを使用したり、ブルーライトカットめがねで対策する様にしています。
多少の目の疲れは少し目を休ませるだけで治まりますが、様々な要因によって引き起こされる眼精疲労は眼の痛みや充血、頭痛や肩こり、吐き気、倦怠感が長引くなどの症状も現れて休息や休眠だけでは回復してくれない場合もあります。
眼精疲労の原因
- VDT作業(パソコン等を使用した作業)の継続
- 度が合わない眼鏡の使用
- エアコンの風
- 紫外線
- ストレス
- 緑内障や白内障 等
基本的な睡眠時間の確保や定期的に目を休めることは勿論のことですが、今回は目の働きを助けてくれる栄養素の中でも多くの方に認識されているブルーベリーの色素成分『アントシアニン』についてご紹介します。
ブルーベリーは目にいいの?
目に良い食材を問うとすぐに『ブルーベリー』と答えてくれる方がとても多く感じます。
スーパーでも目にするブルーベリーは馴染みがありますよね。では、なぜ目にいいの?
アントシアニン
ブルーベリーの皮に含まれている紫色の色素『アントシアニン』は網膜にあるロドプシンの再合成を助ける働きがあります。
ロドプシンは薄暗い場所でも目に入った光の像を信号に変えて脳に伝える役割を担います。
目を使うことで徐々に分解され、酷使し続けると再合成がうまくいかずに目の機能が低下するため眼精疲労に繋がります。
アントシアニンを摂取することでロドプシンの再合成を助けて目の機能を向上させる効果が期待できます。
次回はアントシアニンを含む食材のご紹介や、効率的な摂り方をご紹介します。
>>>「目が疲れていませんか?(2/2)」
【参考文献】
『栄養素辞典』
吉田 企世子,松田 早苗(監修)『あたらしい栄養学』高橋書店
若菜 宣明 他「ブルーベリーの眼機能改善効果」,『日本健康学会雑誌』日本健康医学会雑誌 16(2), 44-48, 2007

藤井佳寿美
管理栄養士、フードコーディネーター、野菜ソムリエ、食育マイスター。 管理栄養士として現場業務や栄養カウンセリング業務に従事。 食への関心を高める体験型食育ワークショップ『TABERU×ASOBU〜タベルトアソブ〜』を主宰。 クライアントに合わせた効率の良い食事摂取方法やレシピ提案など実践しやすいアドバイスを心掛けています。