#37 顧客満足度向上の鍵も“個体差の理解”から~遺伝子検査が導く、次世代型ヘルスケアサービス~
皆さんこんにちは。
前回のコラムでは、「売上向上」という観点から、個別最適化されたヘルスケアサービスがいかに事業成長に寄与するかをお伝えしました。
今回は、その土台となる「顧客満足度向上」にフォーカスし、業務用遺伝子分析がどのように活用できるかをお伝えします。
顧客満足度を高めるには、「個体差の理解」が出発点
運動、食事、睡眠といったヘルスケアは、誰にでも同じように効果を発揮するわけではありません。
同じプログラムを受けても、ある人には効果的であっても、別の人には思うような結果が出ない──これは、体質(=個体差)という前提があるためです。
人にはそれぞれ、筋肉のつきやすさや代謝の特徴、ホルモンの分泌傾向、ストレス耐性などが異なります。
だからこそ、まずはその“違い”を科学的に知ることが、満足度の高いサービス提供の第一歩なのです。
一律サービスでは満足度は伸び悩む
顧客満足度向上が伸び悩む要因のひとつが、「サービスの画一化」です。特に健康に関する指導は、信頼関係が構築されて継続利用に繋がることも多いと思います。
だからこそ、「自分に合っている」「自分のことを理解してくれている」と顧客に実感してもらえるサービスが必要となり、その手助けになるのが遺伝子分析サービスです。
遺伝子分析サービスを単なる「診断ツール」と捉えると、情報をうまくつかいこなすことができなくなってしまいますが、体質に合った“個別最適化”を支援するソリューションとして活用して頂くと、とても良いツールとなります。
ですので、遺伝子検査単体で成果を出すものではなく、むしろ事業者のノウハウを個別最適化できるように構築し、ロジック化していくかが重要なポイントになります。
“満足度の循環”をつくる
遺伝子情報を活用したサービスは、「自分のための」「あなただけの」プログラム提案、という印象を強く与えることが可能です。これは、顧客ロイヤリティを育てるうえでも極めて有効ではないでしょうか。
「結果」を出すことだけではなく、「納得感」と「信頼感」を醸成することで、結果として「期待に応えてくれる事業者」という評価が定着し、再来・紹介といった次の行動にもつながることが期待できます。
売上向上の前提には、常に顧客満足があります。だからこそ、“一人ひとりに本当に合う”ヘルスケアサービスづくりに、遺伝子情報はこれからさらに必要とされていくでしょう。
今日のIDENSIL情報局は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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