IDENSIL(イデンシル) 情報局

  • 遺伝子活用

#53 忙しく働く世代必見!!遺伝子検査が示す睡眠ケアのヒント

皆さんこんにちは。

今回は「遺伝子検査×睡眠」をテーマにお伝えします。

 

仕事のパフォーマンス、集中力、メンタルの安定――これらに深く関わる「睡眠」。

多忙な働く世代にとって、いかに効率よく睡眠をとるかは重要なテーマのひとつです。

そして、睡眠に関する体質や環境も、人によって異なります。自分に合った睡眠をとることが理想ですが、そのためにはどこに気をつけるべきなのでしょうか。

 

睡眠のお悩みの例① —睡眠をとりたい—

夜遅いのに眠くならない、ベッドに入っても寝付けない――こうした睡眠の悩みをお持ち方は、どのようなことが原因でしょうか。

実は、生活環境や生活習慣は人それぞれで、それらが起因している可能性に加えて、遺伝的傾向も関わっているという研究結果が出ています。たとえば、体内時計に関連する遺伝的傾向が研究によりわかってきました。

遺伝子検査を受け、専門家を介し自分がどのような体質傾向かを理解しておくことで、自分のペースでリズムを整えるヒントになります。

ちなみに体内時計のリズムを整えたい方は、寝る前の光の刺激(テレビやスマホなど)を減らす、朝起きたらすぐに日光を浴びるといった「リズム調整の工夫」が効果的と言われています。

 

睡眠のお悩みの例② —睡眠の質—

十分な睡眠時間をとっているはずなのに疲れが取れない、スッキリ感がない。これは①と違うお悩みですが、これらの「睡眠の質」に関連した体質の研究が進み、睡眠の深さや回復力に関係する要素は、個々の遺伝的特性によっても異なるとされており、それを知ることでケアの方向性わかる時代になってきました。

睡眠環境を整えたり、日中の過ごし方も含めた「生活全体の調整」が重要なポイントです。効率的に回復できる方法を見つけることで、毎日のリズムを安定させ、日中のパフォーマンスにも良い影響を与えるようにしていきたいですね。

 

体質を知るとともに、専門家からのアドバイスを受けよう

より良い睡眠をとりたいと感じたとき、環境や生活習慣を整えることと一緒に、自分の睡眠にどのような“遺伝的傾向”があるのかを知ることも、改善の第一歩になるのではないでしょうか。

重要なのは、一般的な方法をそのまま取り入れるのではなく、「自分に合った方法」を選ぶこと。

専門家が介入することで、正しい知識と対策が得られることとなり、より良い結果が期待できます。睡眠指導の専門家をはじめ、睡眠や寝具等について知識を持っているヘルスケア事業者は増えてきています。

遺伝的な視点から自分の傾向を把握し、専門家の指導を受けることで、睡眠ケアはもっと無理なく、効果的なものに変わります。

人生の約1/3は睡眠時間。よりよい睡眠をとって、起きた瞬間からすっきり健康な毎日を過ごしていきましょう。

 

 

今日のIDENSIL情報局は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

株式会社グリスタは個別化ヘルスケアに特化した遺伝子分析サービス「IDENSIL」の開発メーカーです。

お問い合わせはお気軽にどうぞ!

アバター画像

IDENSIL(イデンシル) 情報局

株式会社グリスタが運営する、遺伝子情報を正しく活用するための メディアです。 ※IDENSILは、健康な方を対象に遺伝的傾向を把握するためのヘルスケアツールであり、医療的な診断・治療を目的とするものではありません。本コラムでも医療用の遺伝子検査ではなく、ヘルスケア分野での利活用に限定して紹介しています。

関連記事