ストレスと女性ホルモンの関係
こんにちは。
予防医学ラボNo.face8事務局です。
ストレスがかかると、PMSが悪化したり、生理不順が起こる…
なんて経験をされたことがある女性は多いのではないでしょうか。
ストレスと女性ホルモン。
この2つは、とっても深い関係があります。
今回はストレスによって女性ホルモンが乱れるメカニズムについて2つの視点でお伝えいたします。
⑴コルチゾールスティール
ストレスを感じた際に分泌されるホルモンをご存知ですか?
そう、「コルチゾール(グルココルチコイド)」です。
別名「ストレスホルモン」とも言われますが、ストレスと戦ったり、元気を出させるために分泌されるホルモンです。
実は、このコルチゾールと女性ホルモン。
同じ「コレステロール」という原材料から作られています。
ストレスを感じ、あなたの身体を守るためにコルチゾールが必要となると、女性ホルモンよりもコルチゾールを作ることを優先されてしまいます。
そうすると、女性ホルモンの生成が追いつかなくなってしまのです。
(=コルチゾール スティール)
⑵自律神経の乱れ
自律神経は、対照的な働きをする交感神経と副交感神経があります。
これらのバランスが取れていることで、心と体の健康は保たれていますが、強いストレスによってこのバランスが乱れてしまうのです。
この自律神経のバランス調整を行なっているのが、脳の視床下部です。
一方で、女性ホルモンも脳の視床下部から脳下垂体という部位を通して、ホルモン分泌量が調整されています。
どちらも同じ脳の視床下部でコントロールされているため、ストレスを抱えると女性ホルモンの乱れに繋がってしまうというわけです。
遺伝子検査項目で、NR3C1、CRHR2がリスク有りの方は、
ストレスの影響を受けやすい分、ホルモンの乱れを起こしやすい可能性があります。
ぜひ、ストレスケアを入念に。
いつもより症状が出やすかったり、生理が遅れてからストレスに気付く、なんてこともありますよね。
そんな時は、自分の身体と心を労ってあげる時期かもしれません。

予防医学ラボNo.face8事務局
薬剤師や理学療法士など、医療の現場で活躍してきたスペシャリストたちによる、オリジナルの個別サポートプログラムを考案。 『もっと』『さらに』を追求する人達の為、体の基礎から再構築。予防医学/医療の観点から、美容・スポーツ・健康・仕事のプロフェッショナルに必要な健康の基盤を再建し、理想の『その先』へ。