睡眠を紐解く~基礎編~
睡眠の役割
突然ですが、睡眠の役割とはいったい何でしょうか?
疲労回復?脳を休ませる?はたまた、老廃物を・・・など、様々な回答がなされてきました。
昔の学者たちは睡眠とはなにかを考えてきました。
しかし満足のいく答えは得られなかったようです。
ですが現代の脳科学がその答えを明かにしてくれました。
その答えは「睡眠とは能動的な、そして重要な生理機能が脳によって脳のために営まれる状態である。」ということ。
脳と睡眠の関係
睡眠は脳の進化とともに、大きくなった大脳をうまく休ませるため機能が増えていったとされます。
要するに、睡眠とは脳のために行なわれている行為。
ということは、何かやらなくてはいけないことがあって夜更かしばかりしている人は脳の生理機能を削ってまで活動しているということではないでしょうか?
脳を使って思考・再起・発想・行動しているのに、その脳を休ませずに酷使するということは、疲れが溜まって余計に考えが纏まらない、いいアイディアが生まれないなどパフォーマンスを低下させる要因と考えてよいでしょう。
実際に睡眠が不足すると、
・イライラする
・元気がでない
・生活の質が失われる
などが起こり最悪の場合は生命維持に重大な支障が生じることもあると言われています。
よくある相談ですが、
・いい結果を出したい
・集中力が続かない
・日中眠たくなる
・仕事で失敗することがある
などの不調は誰もが一つは抱えているといってもよいです。
このような悩みを抱えている方をカウンセリング・検査した際、睡眠の項目に該当しないという方は少ないです。(もちろん、該当しない方もいます!)
睡眠というのは単なる活動停止の時間ではなく、高度の生理機能に支えられた適応行動と言え、人間が生きていく上で必要な生体防御機能でもあります。
その上発達した大脳をもつ私たち人間は、睡眠の質が生活の質を左右することになるのです。
私が見る文献では『「よりよく生きる」ことは、取りも直さず、「よりよく眠る」ことなのである。』と紹介してあり、まさにその通りだと思いました。
ここまでで、睡眠が人間にとって脳を休めるための重要な行為とわかっていただけていると嬉しいです。
睡眠の重要性
現代社会に置いて、睡眠がきちんととれていない方は多いのではないのでしょうか?睡眠がうまく取れていないと大脳の情報処理能力に悪い影響が出ると言われています。
・睡眠不足
・気分不良
・倦怠感
・やる気が起きない
などの症状は、体ではなく大脳そのものが機能低下を起こしてしまうことで大脳が休息を求めているということなのです。
ですから、体に対していくらアプローチしようとも大脳の機能が回復しない限り、意味のないことともいえます。
そして、大脳を回復させる最も簡単な方法が『睡眠』です。大脳の回復のために人間の睡眠は進化してきました。他の動物たちにはない睡眠の周期を持ち、独自の進化を遂げています。
みなさんは睡眠の役割を果たせていますか?
きちんと大脳を休めていますか?
どんなに旅行やスパなどにいってもだるさがとれない、回復しない。なんてことになっていませんか?
睡眠を学んで日常をより良くしませんか?
壁にぶち当たってはいませんか?
思うように結果が出ない。そんなことはありませんか?
もしかしたらその問題、「睡眠」のせいかもしれません。
睡眠だけは変えられないという人へ
先ほど大脳を回復させる最も簡単な方法が『睡眠』とお話しました。
では、その睡眠。
いつとればよいのでしょうか?
どのようにとればよいのでしょうか?
そして、睡眠だけは思ったように調整できない方はどうしたらよいのか?
解決方法は他にもあります。
何度も言及しますが、大脳を回復させる最も簡単な方法が『睡眠』なのです。
最も簡単なものは睡眠ですが、その他の方法もあります。
相談に来られた方一人一人のお悩みによりますが、それぞれの生活スタイルの中で崩せないものは一つや二つありますよね。
そのため、来店・相談された方々がよりストレスなく悩み解消や目標達成に向けて進んでいけるように、私たちが全力でオリジナルサポートを作り上げることをしているのです。
次回、その方法を少しですが、事例と一緒にご紹介させて頂ければと思っております。
楽しみにしていてくだいね!

予防医学ラボNo.face8事務局
薬剤師や理学療法士など、医療の現場で活躍してきたスペシャリストたちによる、オリジナルの個別サポートプログラムを考案。 『もっと』『さらに』を追求する人達の為、体の基礎から再構築。予防医学/医療の観点から、美容・スポーツ・健康・仕事のプロフェッショナルに必要な健康の基盤を再建し、理想の『その先』へ。