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低糖質ダイエットは良い?悪い?

こんにちは。遺伝子分析に基づくカウンセリングサービス“ワンレシピ”事務局です。

「痩せたければ、糖質を制限する」という考え方が浸透して久しく、ダイエットといえば糖質制限と考える方も少なくありません。実践している方、または実践したことのある方も多いのではないでしょうか。

しかし具体的なメソッドについては専門家でも意見が分かれるうえ、どこまでの制限をしたら良いのかがわからず、厳しい制限をしてしまっては日頃から糖質摂取が多めの方にとっては過酷なダイエットともなりかねません。

実は遺伝子検査をしてみると、低糖質ダイエットがあまり向いていない方もいらっしゃいます。いずれにしても極端な制限は身体には悪影響です。

今回は低糖質ダイエットのメリットとデメリットをまとめていきましょう。

 

 

【メリット】効果がでやすいから支持される

低糖質ダイエットのメリットは何と言っても、成功率の高さかもしれません。
糖質への制限はありますが全体のエネルギー量を問わないので、これまで「お腹が空いて、ダイエットが続かなかった…」という方では続けやすいと感じる場合も多いようです。

確かに短期間で見ると、低糖質ダイエットは成功しやすい傾向にあります。
現代の日本人は糖質の摂取が過剰気味な方が多く、過剰な糖質は中性脂肪となって身体に蓄積されます。

糖質を制限することで主たるエネルギー源が断たれれば、飢餓に備えて身体が蓄積していた脂肪が燃焼してエネルギーを作り出し、その結果痩せるという理論によって低糖質ダイエットが推奨されます。

たしかに糖質摂取が過剰気味の方が食生活を是正するために取り組んでみるには、良い方法かもしれません。しかしあくまでも「緩やかに」「長期間行わない」といった点を忘れないでいただきたいと思います。

 

【デメリット】本当に続けて大丈夫?

低糖質ダイエットの流布により、すっかり悪者扱いされるようになった糖質ですが、本当に極端に制限してしまっても良いのでしょうか?
低糖質を勧める専門家のなかでも、糖質摂取量については意見が分かれるのが現状です。

0に近いほど極端に制限を促す意見もありますが、糖質も身体にとってはもちろん大切なものなのです。
何と言っても、主たるエネルギー源です。身体には糖質をエネルギー源としている臓器や細胞もあります。

たとえば赤血球。
赤血球はブドウ糖から作られるエネルギー系統しかエネルギー獲得の手段がないため、常にブドウ糖を要求します。

また脳も主たるエネルギー源はブドウ糖であり、これには脂肪酸から肝臓でケトン体という物質を作り出すことで対応できると反論する意見もありますが、ケトン体を作り出すようにまで糖質を制限した身体が、減量以外の面で見た場合に果たして健康被害が出ないのかを疑問視する声もあります。

長期的な低糖質食が及ぼす健康被害については徐々に結果が出始めている側面もあります。
あくまでも極端に制限をしないこと、加えてあまり長期間に及ぶ実施をしないことで、摂り過ぎ傾向にある糖質摂取量も是正する程度の取り組みにとどめておくことをお勧めします。

 

 

 

【参考文献】

牧田善二「眠れなくなるほど面白い 図解糖質の話」日本文芸社

山田悟(編著)「「緩やかな糖質制限」ハンドブック」日本医事新報社

 

 

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