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ストレッチとマッサージの違い。筋肉に効果的なのはどっち?

こんにちは。遺伝子分析に基づくカウンセリングサービス“ワンレシピ”事務局です。

なんとなく身体のだるさを感じると、「ストレッチをしよう」あるいは「マッサージを受けたい」と思うこともあると思います。

身体をほぐして楽にしてくれるイメージのストレッチとマッサージ。
マッサージをしてくれるお店を検索するとストレッチをしてくれるお店もピックアップされることもあり、同じように捉えて自分の好みにあわせて選んでしまいそうになりますが、厳密には両者は少し違うものです。

今回はストレッチとマッサージの違いとともに、それぞれが身体にどのような影響を与えるのかをお話したいと思います。

 

ストレッチは関節を動かして、筋肉をのばす

 

 

ストレッチとは、身体を動かしながら筋肉全体をのばしていくものです。
広い面で筋肉をとらえてアプローチしていますから、筋肉だけを動かすということはなく、関節も一緒に動きます。

ストレッチをすることで、骨格が正しい位置に戻る、筋肉がしなやかになる、関節の動きがなめらかになるといったことが期待されます。
そのためストレッチには可動域の拡大や組織の柔軟性向上、疲労回復効果などが報告されていて、理学療法の現場でも採用されています。

最近では柔軟性のみならず筋力にも影響を及ぼすのではないかと考えられていて、ストレッチによって筋力を増大させることも可能ではないかと期待されています。

たとえばパーソナルトレーナーやヨガのインストラクターといった職種の方々はストレッチの知識を得てトレーニングへも応用しています。

筋肉を増強するためにトレーニングを行うと筋肉がつきますが、ともすればトレーニングのし過ぎによって筋線維がかたくなってしまうこともあるのです。

そこでストレッチを組み合わせることで筋肉が伸ばされ筋肉へのアプローチ方法が多様化するばかりか、コリを感じて不快になることも避けられるのです。

 

 

マッサージは圧をかけてコリをほぐす

 

 

マッサージは筋肉全体ではなくコリをほぐすことを目的に部分的に圧をかけて血流やリンパの流れを良くしていくものです。
リラックス効果が高く、癒しを求めているときや疲れ気味のときに効果を発揮してくれます。

臨床的な現場でもマッサージを取り入れることもあり、血液リンパ循環の改善や筋緊張の抑制、筋弛緩障害の改善といった効果が期待されています。

激しいトレーニングによって筋線維がかたくなってコリを感じた場合に、コリをほぐすという意味ではマッサージも気持ちよさや不快感を解消する効果は期待できると思われます。

しかし長期的に筋肉を育てることを目的にトレーニングを続けるのであれば、マッサージで対処療法を行うよりも正しいストレッチの知識を修得した方が良いと言えるでしょう。

 

 

【参考文献】

野末 琢馬ほか「長期的なストレッチが筋力に及ぼす影響―他動ストレッチと自動ストレッチでの検討―」理学療法学Supplement 

松澤 正ほか「マッサージによる筋硬度の変化の検討

石山修盟監修「日本一わかりやすい筋肉の本」枻出版

 

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