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やる気が出ない…それってドーパミン不足?

こんにちは。遺伝子分析に基づくカウンセリングサービス“ワンレシピ”事務局です。

コロナウイルスの感染拡大で、生活状況は一変しました。ようやく新しい生活様式にも慣れてきたような気もする一方で、なんだかやる気が出ないと感じている方はいらっしゃいませんか?私たちの精神はずっと緊張していては疲弊してしまって、反動でむしろ「何もやりたくない」という心持ちになることも。
今回はどうにもやる気が出ない方に、「ドーパミン」がしっかり作れているかを振り返っていただきたいと思います。

 

人のやる気は脳で出す

やらなくてはいけないことはたくさんあって、やる気を出さなくてはいけないこともわかっている。それでもどうしてもやる気が出ないことってありますよね。やる気を出すって、身体のどこに働きかければよいのでしょうか。

答えは脳。私たちの脳内では「神経伝達物質」と呼ばれる脳内物質がいくつも作られています。幸福感をもたらすもの、シャキッとさせるもの、リラックスさせてくれるものなど、私たちの心の動きはいくつもの物質の脳内での信号のやり取りに影響を受けています。

その中で「ドーパミン」は、やる気がみなぎるような意欲をかきたててくれる働きをする神経伝達物質です。つまり脳でドーパミンがしっかり機能することが、やる気アップにつながるのです。

 

 

ドーパミンとは

ドーパミンとは、脳内でチロシンというアミノ酸から神経伝達物質であるアドレナリンを作り出す途中で、できるもの。アドレナリンはよくスポーツ中継など興奮する場面で「アドレナリンが出てきた!」などと言われることもあるので、耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。血糖値を上昇させたり、血圧を上げたりする働きがあり、いわゆる身体の興奮状態で多く出てくる物質です。そんなアドレナリンが作り出される前段階でできてくるのが、ドーパミンです。

ドーパミンは快感や欲求に関わっていて、人間の行動をリードするような働きをします。「快感ホルモン」なんて呼ばれることも。わくわくしてやる気がみなぎるような心の状況を作り出してくれるので、集中力も高まります。

 

ドーパミンを作り出すには

ドーパミンの材料となるチロシンはアミノ酸の一種で、バナナやそら豆などに多く含まれていることが知られています。有名なのはたけのこで、たけのこの水煮の表面などに白い塊のようなものがついていることがありますが、あの正体がチロシンです。

しかしチロシンは私たちがたんぱく質をしっかり摂れていれば体内で作り出すことができますので、ポイントは質の良いたんぱく質をしっかり摂ること。質の良いたんぱく質は肉・魚・大豆や大豆製品・卵・牛乳や乳製品から摂取できます。これらの食材を毎食1つは取り入れるようにすると良いでしょう。

またほかの栄養素とのバランスを考えて、いつも肉ばかり、魚ばかりといった偏りの無いように、朝は卵、昼は魚、夜は肉というようにいろいろなものから良質なたんぱく質を取り入れることを意識していただければと思います。

 

 

 

【参考文献】

姫野友美「心療内科に行く前に食事を変えなさい」青春出版社

岩崎一郎監修「はたらく人のコンディショニング事典」クロスメディア・パブリッシング

女子栄養大学管理栄養士国家試験対策委員会 編集「管理栄養士国家試験受験必修ワード集」女子栄養大学出版部

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