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骨の健康に必要なのはカルシウムだけではない!ビタミンDに注目してみましょう

こんにちは。遺伝子分析に基づくカウンセリングサービス“ワンレシピ”事務局です。

まだまだ日本では日常的に活用されていない遺伝子分析ですが、遺伝子情報を元に生まれ持った体質がわかるので、日々の生活に役立てることができます。

今回は骨の代謝と関連があると考えられている「VDR」という遺伝子にスポットを当ててみたいと思います。私たちが生涯にわたって元気に暮らせるかを左右する大きな要因の1つが骨の健康です。しかし今のおうちにこもる生活は、実は骨の健康を考えると少し心配な状況なのです。おうちに居ながらにして骨の健康も保つ方法を考えてみましょう。

 

 

VDR遺伝子とは

私たちが骨を健やかに保つためには、骨の新陳代謝が潤滑に行われることが大切です。骨といえば「カルシウム」と真っ先に思い浮かぶと思いますが、カルシウムを上手に利用しながら骨を作っていく手助けをしているのが、ビタミンD。ビタミンDの存在も、骨の健康維持には重要なものなのです。

しかしVDR遺伝子にリスクがある方はビタミンDの吸収が苦手な体質であることがわかっています。そのため骨密度が下がりやすいので、骨粗鬆症になりやすいとの報告もあるのです。

 

ビタミンDを増やすには

VDR遺伝子にリスクがあるかないかに関わらず、今のおうちにこもる生活はビタミンD吸収にはあまり歓迎できない環境です。

私たちが身体で上手にビタミンDを利用するためには2つのコツがあります。1つはお食事からしっかりビタミンDを摂ること。そしてもう1つが太陽光を浴びること。私たちの身体は紫外線に当たるとビタミンDを生成します。日光浴の足りない赤ちゃんは骨が弱くなることが知られていて、適度な日光浴は骨の健康に重要なのです。日光浴といっても、日頃通勤や買い物などで少し外を歩いているような程度で充分。しかし極度に外出を控えている今は、日頃意識しなくても適度に浴びていた紫外線に当たる機会が減っています。これが「おうちにこもる生活は、実は骨の健康を考えると少し心配な状況」である理由です。

 

おうちでもビタミンDを摂れるコツ

ビタミンDの多い食品を意識して摂る

ビタミンDを摂りやすい食品が、魚介類ときのこ類。お食事からの不足がないように、これらの食材を日々の食生活に取り入れ、しっかりビタミンDを摂取しましょう。

 

自分の代わりに紫外線に当たってもらう

実は紫外線に当たることがビタミンD吸収に好影響なのは、人間だけではありません。きのこ類にはビタミンDが多いとお伝えしましたが、紫外線に当たると活性化して吸収しやすくなります。つまり干ししいたけのように日光に当てたきのこは優秀食材。自分が紫外線に当たりにくい代わりに、きのこに紫外線に当たってもらいましょう。

 

ベランダやお庭で深呼吸してみては?

紫外線に当たることが有効と言っても、何も日焼けをするほど長時間外にいる必要はありません。お部屋の窓をあけて空気の入れ替えをするときに、ちょっとベランダやお庭に出て長めに過ごして、深呼吸や軽い体操をしてみてはいかがでしょうか?ストレスが溜まりがちな身体もスッキリしますよ。

 

 

【参考文献】

山﨑義光「オーダーメイド医療をめざした生活習慣病の遺伝子診断ガイド」日本医事新報社

中村丁次監修「からだに効く栄養成分バイブル」主婦と生活社

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