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ストレスとのつきあい方~セロトニンを作りましょう~

こんにちは。遺伝子分析に基づくカウンセリングサービス“ワンレシピ”事務局です。

まだまだ日本では日常的に活用されていない遺伝子分析ですが、遺伝子情報を元に生まれ持った体質がわかるので、日々の生活に役立てることができます。

今回は疲労やストレスと関連があると考えられている「TPH2」という遺伝子にスポットを当ててみたいと思います。

コロナウイルスの流行により私たちの生活は突如一変しましたね。急激な環境変化はストレスになりやすいものです。

少しでも楽しい気分で「おこもり生活」を送れるように、ぜひ参考になさってください。

 

 

TPH2遺伝子とストレスの関係

イデンシルの遺伝子分析ではTPH2遺伝子を調べます。この遺伝子にリスクのある方ではセロトニン合成で役立つ酵素の働きが悪くなりやすく、セロトニンが不足しやすい体質が考えられます。

セロトニンとは、脳内ホルモンなどと呼ばれるものの一つで、感情を安定させて幸福感をもたらす働きがあります。ですから不足するとストレスが上手に処理できないことも。

ずっとおうちで過ごしていてストレスが蓄積しているような気がしている方も、ぜひセロトニンの存在を意識してみてください。

 

セロトニンを上手に分泌するには

セロトニンは私たちの脳内で作られるホルモンです。

材料となるのはアミノ酸の一種であるトリプトファン。トリプトファンをセロトニンに作り変えていくには、ビタミンB6やナイアシン、鉄も必要になってきます。

TPH2遺伝子にリスクがある方はもちろん、ストレスの蓄積を実感している方もセロトニンをしっかり作れる体内環境を整えることが大切です。

 

セロトニンを作る栄養素を摂るには

トリプトファン

まずは材料となるトリプトファン。

アミノ酸の一種ですので、アミノ酸摂取に適している肉類・魚類・卵・大豆や大豆製品・牛乳や乳製品を食べましょう。

セロトニン以外にも脳内ではさまざまなホルモンが作られますが、いずれも材料はアミノ酸。

脳内バランスを取るにはセロトニンだけをせっせと作っていたのではダメですから、たんぱく質は意識して毎食いずれかの食材を入れるようにすると良いでしょう。

 

次にセロトニンを作る手助けをしてくれる栄養素を見ていきます。

 

ビタミンB6

ビタミンB6は魚類に豊富。トリプトファンとビタミンB6の両方をしっかり含んでいる魚類はうれしい食材ですね。

魚料理が面倒という方は缶詰も上手に利用しましょう。コンビニで買えるチルドの魚類は骨抜きもていねいにされていますので、魚が苦手な方も食べやすいと思いますよ。

ビタミンB6は魚以外にもにんにくやバナナからも摂りやすいでしょう。バナナにはトリプトファンも豊富です。

 

ナイアシン

ナイアシンは実はトリプトファンから体内で合成できるビタミン。ですからトリプトファンをしっかり摂ることがここでも大切になってきます。

 

鉄分の不足は意識している方も多いかもしれません。不足しがちな栄養素ですので、意識して摂って正解です。

鉄というとレバーが有名ですが、赤身の魚や貝類からも摂れます。豆類やコマツナなどの緑黄色野菜からも摂れますから、お食事にプラスして取り入れてみてください。

 

ストレスは誰しも感じるものです。特に今はみんながコロナウイルスだけでなくストレスとも戦っているような状況ですよね。

ストレスはなくそうとするのではなく、上手に付き合う方法を考えていきましょう。気分転換やストレス発散が上手にできることが大切。

セロトニンが増えれば気分転換やストレス発散もしやすくなります。

材料が不足しないように、毎日のお食事の栄養素を見直してみましょう。

 

 

 

【参考文献】

上西一弘『栄養素の通になる』女子栄養大学出版部

姫野友美『美しくなりたければ食べなさい』三笠書房

 

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