吉田桃子

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『骨を強くする』食べ方(1/2)/吉田桃子

こんにちは!アスリートから食育まで食の力でベストコンディションを作るお手伝いをさせていただいている管理栄養士の吉田桃子です。

 

『骨密度』とは?

『骨密度測定』、骨密度を知っておきましょう、というワードが10年ほど前でしょうか、よく聞かれた時期がありました。皆さんは骨密度、測ったことありますか?
骨密度は、最も高いとされる20歳の標準値を『100』として、自分の骨密度を評価されるものです。簡単に言うと、骨の中の密度が低くなると骨折のリスクが上がります。
高精度遺伝子分析サービス ‟イデンシル“ にも骨の新陳代謝に関する項目があります。ただ、もし、遺伝子検査の結果リスクがあったり、骨密度が低いという結果が出たとしても、身体の中に摂り入れる食べ物や日常生活で意識することを実践することで骨密度は変えることが可能です!
今でこそそこまで頻繁にテレビなどで取り挙げられなくなってきましたが、重要度が下がったわけではありません。むしろ、上がっていると私は考えています。なぜ重要度が上がっているのか、それは『ロコモ』が今、深刻な問題になっているからです。

 

 

『ロコモ』ってなぁに?

では、『ロコモティブシンドローム(ロコモ)』という言葉をご存じでしょうか?
骨や関節、筋肉などの衰えが原因で『立つ』、『歩く』といった機能が低下したり支障をきたしている状態のことを言います。
年配の方だけでなく、若い年代でも、運動習慣がない、車やエスカレーターやエレベーターを使う機会が多い現代では全世代に注意が必要です。
『ロコモ』が進むと日常生活に様々な制限が出てきたり、また、いずれは要介護になる可能性が高くなります。
なぜ、『ロコモティブシンドローム』が深刻な問題なのかと言うと、要支援・要介護になった原因の約1/4が骨折転倒を含む『ロコモティブシンドローム』だからです。

 

厚生労働省2016国民生活基礎調査より改変

 

この深刻な問題に高齢になってから立ち向かうのは困難ですし、骨折しやすい子供も増えてきています。
スポーツをするにも、筋肉の前に土台となる骨をしっかりしなければなりません。
では、何を意識すれば良いのか、の本題に入りたいと思います。

 

 

『骨を強くする』のはカルシウム?

 

 

骨、と聞くと、真っ先に浮かぶのはカルシウムですね。ただ、それだけ認知されているにも関わらず、日本人のカルシウムの摂取量は目標値に達していません。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」では、骨の健康を保つために維持しなければならない量から、カルシウムの摂取基準が決められています。
しかし、「国民健康・栄養調査」では、毎年、すべての世代で摂取量が推奨量に満たない、つまり足りていないことが明らかになっています。特に、成長期や中高年のカルシウム不足は深刻です。
さらに、それ以外の重要な栄養素についてはあまり広く認知されていないのが現状です。
知ってほしいポイントは3つ!

カルシウムはマグネシウムとのバランスが重要なこと

抗酸化ビタミン、特にビタミンDがカルシウムの吸収率に関わること

実は隠れたスーパーな存在ビタミンKのこと

カルシウムさえ摂れば骨が強くなる(骨密度が上がる)、と思われがちですが重要なのはカルシウムと手を組む仲間たちです。
また、現代人が常食している食べ物がカルシウムの吸収を邪魔しているのです。
『骨を強くする』ためのカルシウムの効果的な摂り方はもちろん、カルシウムの吸収を助けてくれる仲間、邪魔する敵について次回お話していきます。

 

 

次のコラムへ>>>「『骨を強くする』食べ方(2/2)」

 

 

吉田桃子

吉田桃子

日本体育大学卒業後、二葉栄養専門学校にて栄養士免許取得。保育園勤務を経て、管理栄養士免許を取得。アスリートのサポートから、保育園の献立作成・食育・衛生指導・セミナー講師・個人の栄養カウンセリングやプライベートトレーニングジムへの栄養アドバイザーなどを手掛けている。自らも2年前まで、女子フットサルのトップリーグの選手としてプレー。

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