おとなも朝ごはん
こんにちは。栄養士の蓬田味夏です。
みなさんは朝ごはんを食べていますか?
遺伝子分析にも「睡眠」に関するタイプがいくつかあります。
その対策法のひとつとして「朝ごはんを食べること」をご紹介しました。
なぜ朝ごはんが大切か
以前朝ごはんを食べることで「メラトニン」というホルモンが夜に分泌され、睡眠を誘い、よい眠りのリズムをつくるとお伝えしました。
朝ごはんが大切な理由はまだほかにもあるのです。
朝ごはんを食べることで脳やからだにエネルギーが行きわたります。
体温も上がるので、からだが活動的になり、集中力もアップします。
午前中はぼーっとしてしまう、調子がでないという方はぜひおすすめです。
子どもの食育の一環で「早寝早起き朝ごはん」があります。
これはおとなにはあてはまらないというわけではありません。
食事・運動・休養のサイクルがうまくまわれば、睡眠の質はもちろん、
からだ全体の健康にも影響してきます。
朝ごはんをはじめよう!
朝ごはんを難しく考えてしまうとはじめられません。
まずは何か口にすることからはじめましょう。
牛乳や豆乳、飲むヨーグルトなど、飲むことからはじめて、
慣れてきたらバナナやゆで卵、ごはんにおかずとステップを踏んでいきましょう。
もちろんバランスは大切です。
食べる習慣がついたら、ごはんなどの主食に、肉・魚・卵・大豆製品・乳製品などの良いたんぱく質のおかずをとるようにしましょう。
まずは目覚めさせたい!
朝ごはん以前に目が覚めないという方もいらっしゃいます。
そんな方におすすめなのが、
- 白湯をコップ1杯飲む
- 40~42℃位の熱めのシャワーを浴びる(3~5分程度)
ぜひ試してみて朝ごはんにつなげてください。
朝すっきり目覚めて午前中活動できると気分もいいですよね。
最初はつらいかもしれませんが、食事・運動・休養のサイクルは生活習慣病の予防にもつながります。
よい睡眠のためにも未来のからだのためにも、
まず朝食をとってよい生活習慣を身につけてください。
【参考文献】
文部科学省「企業と家庭で取り組む早寝早起き朝ごはん~大人が変われば、子どもも変わる~」

蓬田味夏
「みんなのからだはみんなが食べたものでできているんだよ」 「野菜も好きになってたくさん食べようね」 子ども達には言っているけど大人がやっていない事、案外多いと思います。 『自分が食べたもので自分の体はできている』 明日、一ヵ月、一年後の自分のためにちょっとやってみようかな、そのきっかけになれるよう、楽しく、わかりやすい栄養の情報をお伝えしていきます。