日中眠くなりやすい方へ
こんにちは。栄養士の蓬田味夏です。
「遺伝子分析」
そう聞いてちょっと興味を持つ方は多いかもしれません。
でも遺伝子分析でどんな事がわかるの?
どう活用していくの?
結果でよくない事が出たら嫌。遺伝子だから結果は変えられないので怖い。
そんな風に感じていらっしゃる方もいるかもしれません。
現在のあなたの体をつくる先天的要因である遺伝子は変えることはできませんが、後天的要因である生活習慣は今からでも変えることができます。
遺伝子分析で自分の体質を知ることができれば生活習慣を見直す際には便利ですよね。
自分の体質を知って、生活を振り返り、未来のからだ作りの参考にしませんか。
なぜ自分はこうなんだろう?の答えも見つかるかもしれません。
日中眠くなりやすい方へ
IDENSILでわかる遺伝子の中には、リスクがあると日中の眠気が強く起きやすくなる遺伝子があります。
日中の眠気は食後に起きやすい方も多いかもしれません。
そんな方は、夜更かしになりやすい方と同様に概日リズム(サーカディアンリズム)を整える事が大切です。
概日リズム(サーカディアンリズム)とは
概日リズム(サーカディアンリズム)とは人間が約24時間周期で体温やホルモンの分泌など行い、体内環境を変化させるリズムのことです。
そのため一日の生活リズムが重要になってくるのです。
リズムを整えるために、起床、睡眠の時間、食事の時間を決めること。
そして日中できるだけからだを動かして太陽の光を浴びることも大切です。活動にもメリハリをつけてリズムを整えるというわけです。
1時間以上が理想的なのですが、室内などで働いている方などは難しいかもしれません。
そのような場合でも、お昼休みに積極的に外へ出て太陽を浴びたり、会社や通勤で階段を使う事を心がけるなどの工夫をしてみてください。
日中に眠気が起きたら短い昼寝もおすすめ
そしてもし眠気がおきたら昼寝をすることをおすすめします。
13時~15時の間に20分程度の短い昼寝をするといいでしょう。
眠いまま活動するより、軽く昼寝をした方が頭もスッキリするので、その後の活動もしっかりできます。
しかし、寝すぎてしまったり、15時以降に昼寝をしてしまうと、夜の睡眠に影響してしまうのでそこは注意が必要です。
良質な睡眠をしっかりとろう
夜は、成人ですと7~9時間の睡眠時間が必要とされています。
からだと脳も休みが必要です。睡眠時間もしっかりとっていきましょう。
朝、目が覚めにくい方は、起きたら白湯をコップ1杯飲んだり、40~42℃位の熱めのシャワーを3~5分、さっと浴びるのがおすすめです。
活動にメリハリをつけ、適度に運動もとり入れてよい睡眠をとりましょう。
日中の眠気もいつの間にかなくなっていくかもしれません。

蓬田味夏
「みんなのからだはみんなが食べたものでできているんだよ」 「野菜も好きになってたくさん食べようね」 子ども達には言っているけど大人がやっていない事、案外多いと思います。 『自分が食べたもので自分の体はできている』 明日、一ヵ月、一年後の自分のためにちょっとやってみようかな、そのきっかけになれるよう、楽しく、わかりやすい栄養の情報をお伝えしていきます。