IDENSIL(イデンシル)

お知らせ

サービス案内

株式会社グリスタ・IDENSILに関する最新情報をお知らせいたします。

林大成選手「納得できたもの、対処できるもの、深くとらえすぎないでいくものとありました。そこを見極めてイデンシルの結果を生かしていきたいです。」

 

 

 

7人制のラグビー日本代表にも選ばれた林 大成(はやし たいせい)選手がIDENSILを受験。カウンセリングを受けていただきました!

 

林大成(はやし たいせい)
生年月日: 1992年6月27日 (年齢 27歳)
身長: 176 cm
出身地: 大阪府

2011年東海大仰星高校卒業後、東海大学に入学

2014年東海大学体育会ラグビーフットボール部の主将に就任。

2015年東海大学卒業後、キヤノンイーグルスに加入。同年11月21日に行われたジャパンラグビートップリーグ第2節のNTTドコモレッドハリケーンズ戦に途中出場で公式戦初出場を果たす。

2018年キヤノンイーグルスを退団し、同年4月には日本協会と7人制日本代表チーム専任選手契約を締結。

 

 

——それではこイデンシルの結果を基にカウンセリングしていきましょう。筋線維から見ていきます。林選手は遅筋タイプですね。

 

「意外な結果でした。自分の身体は筋肉がつきやすいと感じていたので速筋タイプだと思っていました。」

 

——競技中(ラグビーをしているとき)速筋と遅筋どちらを多く使っていると感じますか?

 

「ラグビーはポジションによって動きがかなり違うのでどちらのタイプがいいとは一概には言えないと思います。一定のスピード維持を求められるポジションと一瞬でトップスピードに持っていかなきゃならないポジションもあるんです。」

 

——続いて瞬発力です。林選手は瞬発力 Ⅲ型(Ⅰ>Ⅱ>Ⅲの順で瞬発力のタイプを表記)ですね。

 

「意外です。昔から筋肉がつきやすかったことと、マラソンより短距離の方が得意だったので。とにかくマラソンは得意じゃなかったのはよく覚えています(笑)」

 

——そうなんですね。林選手はやや筋肥大が起きにくく遺伝子タイプ的には若干遅筋タイプ寄りの結果が出ていますね。

 

「苦手意識がついてしまっただけでトレーニングをしていけばマラソンも得意になるんでしょうか(笑)

遅筋が多いタイプだとわかったのは自信になりました。僕の強みになるのかなって。」

 

 

 

 

——続いて筋損傷の項目を見ていきましょう。林選手はリスクは高めになっていますね。肉離れをしたことはありませんか?

 

「いままで大きな怪我はしたことがなりません。この項目も意外な結果でした。

 肉離れはしたことがあります。ハムが肉離れを起こしました。大学時代新しいトレーニングを始めたんです。それが合ってなかったようでトレーニング中に肉離れになってしまいました。その後1年の間に3回も肉離れになってしまいました。」

 

——ESR1という遺伝子はエストロゲンの受容体の働きを見ています。エストロゲンは筋肉をやわらかくする作用があるんです。この受容体の働きが弱いと筋肉が硬くなりやすくなります。筋肉が硬くなると肉離れなどの筋損傷が起きやすくなります。
トレーナーに筋肉が硬いと言われたことはありますか?

 

「特にはありませんでした。筋肉に疲労が溜まると硬くなるなという感覚はなんとなくありました。
これは体の柔軟性とは関係ないものですよね?」

 

——関係ありません。ただトレーニング後のストレッチなどのケアは有効だと思います。あとはエストロゲンと似た働きをするイソフラボンを摂取するのもおすすめかもしれませんね。大豆製品に含まれていますね。

 

 

 

——筋トレ効果についてはモチベーションリスクなしですね。ここはリスクを持っている人が多いんですよ。ドーパミンに関係し、トレーニングのモチベーションに影響がある項目です。リスクがあってトレーニングのモチベーションが落ちやすい傾向の人には、トレーニングへの取り組み方や目標の持たせ方を工夫すると良いかもしれません。何か思い当たることはありますか?

 

「子供の時はテニスをやっていました。確かに走り込みなどの練習も苦じゃなかったです。大学時代はキャプテンをしていたからもしかしたら遺伝子的に適任だったのかな。

 そういえばチームメイトにも試合だけやる気満々で、練習はあんまりやる気ないやつ、います(笑)そういうのって遺伝的なものもあったんですね。自分との違いにとまどいを感じていたんですが、遺伝子的にそういうタイプなんだなあと思うと対応できますね。そういう人に対しては普段の練習からモチベーションがあがるような練習を指導者側も提案しないといけないかもしれないですよね。
コーチが知っているとモチベーションのタイプによって声のかけ方や指導の仕方も全く違いますよね。」

 

——次はストレスの項目ですが、ご自身ではどういう体質だと思いますか?

 

「自分ではストレス耐性が弱めだと思っています。今はこれまでの経験からストレッサーは排除するようになりました。そのおかげで最近は特にストレスなく過ごしています。」

 

——そうですね。林選手は遺伝子的にはセロトニンが不足しやすく、回復も苦手になりやすい体質傾向があるようです。(ストレス耐性が弱い、今ストレスを抱えている、疲労感を感じているということではありません。)

 セロトニンが不足すると疲労感やストレスを溜めやすくなりので、太陽の光を浴びる、トリプトファンを摂取する、運動をするなどがより大事になると思います。

 

「そうですね。元来はストレスを引きずるタイプだったと自覚しています。考え方を変えたので受けてしまったストレスも最近は引きずりにくくなってきました。自分の考え方次第でストレスや落ち込みは回避できるのかなと思います。

 セロトニンの合成が苦手なのはイデンシルを受けて初めて知ったんですが、なんとなくヨガやストレッチをしてみたり、ガムを噛んでみたり、朝出発するのが遅くていい日でも、朝しっかり目を覚まして朝日を浴びたりしていました。いい一日を過ごす上で自分の中で大切な事だと経験から実感していたので。自分の苦手を知らず知らずに補っていたのかもしれませんね。」

 

 

 

 

——続いて体脂肪についてです。林選手は自覚として脂肪がつきにくいのではないですか?

 

「そうですね、そう自覚しています。体重を増やすのも一苦労なんです。僕はもともとはあまり食べるタイプではないので・・・量も頑張って摂っているような感じです。」

 

——インスリンの生成、働きどちらも問題なしです。脂肪の蓄積もリスクなしです。うらやましい!
少々言及するとしたらいま持っている脂肪細胞が大きくなって炎症性の物質を出して筋肉を分解して筋肉が落ちやすくなる可能性があります。

 

——続いて骨軟骨関節についてです。

 

「骨に関しては過去に眼底骨折をしたことはあります。折れやすいところなんですよね」

 

——ラグビーがいかに激しい競技かがわかるエピソードですね。林選手はビタミンDの吸収が苦手な傾向がありますね。ビタミンDは日に当たると生成されます。外での競技なのでいまのところは心配なさそうですね

 

——睡眠の質とリズムに関してです。光感受性がやや強いですね。

 

「そうなんです。眠いなーと思って横になってもスマホをいじったりすると眠れなくなってしまいます。
あとはあちこちに合宿だったり遠征に行くのでホテル次第というところもありますね。真っ暗にして寝た方が睡眠の質が上がるなとは感じていたので滞在するホテルでもできるだけ真っ暗にして寝ています。
それでも日中の眠気が強く出て困るときがあります。」

 

——意外だったかもしれませんが睡眠に関して林選手の遺伝子リスクは低めです。遺伝子が全てではなく環境も大切です。ストレスも関係していたかもしれませんね。

 

 

 

 

 

———ざっと説明をしてみました。イデンシルの結果を基にトレーナーの方や栄養士の方に指導していただくのが本来の使い方になります。

 

「筋肉のタイプについて疑問に思ったことがあるんですが、プロのマラソンランナーでも速筋タイプの人だったり、プロ野球選手のピッチャーで遅筋タイプの人もいるんですか?」

 

——もちろんいます。実際にマラソンでオリンピックに出場して活躍している選手にも速筋タイプの方はいました。

 

「それじゃあ速筋タイプでも遅筋タイプでも競技の幅が狭められてしまうわけではないんですね。」

 

——遺伝子検査によって競技の向き不向きが決められてしまうわけではありません。例えば林選手のような遅筋タイプの方がもっと筋肉を大きくしたりもっと瞬発力を高めたい場合は、速筋タイプの人より多いトレーニングや食事が必要になるだけです。

 

「例えばなんですが、僕がイデンシルで苦手な傾向があるとわかった瞬発力を高めたいとなったらどうしたらいいんでしょうか?」

 

——イデンシルを基に指導してくれるトレーナーさんに聞くと詳しく教えてくれると思います。

 

 

——アスリートがイデンシルを活用する場合、どのような場面で使えると思いましたか?

 

「体質を知って怪我予防に使えるのはいいなと思いました。関節や肉離れとか。僕は3日で6試合ある日もあるので・・・。選手の怪我は本当にチームにとって不利益ですよね。アスリートは怪我の管理が必要だと思います。そういう点での遺伝子の活用、日本ではまだまだ聞かないですがもっとメジャーになっていくのではと感じました。」

 

——林選手自身の今後生活やトレーニングで活かせることはありそうですか?

 

「筋線維のタイプに関しては今の所は気にしなくてもいいのかなと思いました。トレーニングもここからオリンピックまでの期間を考えると試す時期ではないかな。ウェイトトレーニングの時間もこれからどんどん減りますしね。個人のフィジカルを高める時期ではないんですが、今の時期じゃなかったら遅筋タイプのトレーニングに興味ありますね。これを元にスポーツ栄養士さんに指導してもらったり、筋損傷の結果を見て理学療法士さんにケアしてもらったり。いろんなことができますよね。」

 

——イデンシルを受けてみていかがでしたか?

 

「同じ食事をしてもみんな同じ体にはならないですよね。アメリカ人と同じトレーニングをしたからといって同じ体にはならない。そういうのがきっと遺伝子が関係してるんですよね。だから自分の身体を理解して体づくりをしていくしかないなと感じました。

 もっと早く受けたかったかなぁとも思いました。得意不得意をもっと早く知りたかったですね。

 結果に関しては意外だった結果と納得した結果両方ありました。遺伝子的にはこうなのかあと。ストレスと睡眠に関しては意外な反面納得というか。自分で感じていた通りストレス自体には強くなくて、それに自分で対処をしてきていたんだなあと改めて納得できました。朝日を浴びる、ストレッチ、湯船に浸かるとかをするなど既に対策できていて今はストレスはありません。生活習慣と噛み合って遺伝子リスクにうまく対処できていたんだと思います。これまで以上に今までやってきたことに確信を持ってやっていきたいですね。

 逆に、望んでいたような結果ではない点もありました。でも遅筋タイプだったから、瞬発タイプでなかったから、筋損傷を起こしやすいからといって気にする必要はないのかなとも思いました。持久タイプが瞬発的な動きを向上するのも、遅筋タイプが身体を大きくするのも、対処できることですよね。変えられない体質は気にしない。これまでどおりしっかり自分の体身と向き合っていくだけです。納得できたもの、対処できるもの、深くとらえすぎないでいくものとありました。そこを見極めてイデンシルの結果を生かしていきたいです。」

 

ご自身の体をよくわかっていてすでに遺伝子リスクに対処できている印象を受けました。生活習慣も素晴らしかったので継続と向上を目指していってほしいと思います。
東京オリンピックでの金メダルを目指す林選手。応援しています!!

 

 

ANNOUNCEMENT

Page Top