アクティブレストで心身の健康を守ろう〜脳・疲労・ストレス〜
こんにちは。管理栄養士の中岡浩子です。
新型コロナウイルス感染症が収束する見通しの立たない中、多くの企業でテレワークを導入するようになり、生活様式の変化による運動不足などの健康被害が懸念されるようにもなりました。
平日も休日も自宅で過ごすことが多くなり、日常生活の身体活動量が大幅に減り、「動かないこと」による心身の疲労やストレスを多く感じる方が増えているようです。
活動による「身体の疲労」ではなく「動かないことによる疲労」に有効なのが「アクティブレスト」。
今回は、具体的な方法をいくつかご紹介したいと思います。
身体活動の不足分を補う「アクティブレスト」
アクティブレストは身体を動かすことで筋力や持久力を高め柔軟性を向上し「疲れにくい体づくり」にも効果的だと考えられています。
中でも、限られた時間で疲労回復を図ることが出来る方法としておすすめなのがストレッチです。
凝り固まった筋肉や関節をゆっくりと伸ばして血行を促進し、血液の「うっ血」状態を改善してくれます。
長時間同じ姿勢でいることで循環が悪くなっていた血液の流れを戻すことで筋肉や神経の緊張を和らげて疲労回復につなげることが出来ます。
トイレ休憩に席を立ったついでやお昼休みのちょっととした時間に、手や肩を伸ばしたり頭を回したり、ラジオ体操のように左右対称の動きを取り入れて筋肉をほぐすことを意識すると良いでしょう。
脳のリフレッシュにも効果的
また、ストレッチのほかウォーキングやランニングなどで体を動かすだけでなく、散歩や森林浴に出かけるなど、気分転換で脳の疲労を軽減する方法もあります。
本来はランニングやジョギング、スイミング、サイクリングといった有酸素運動にストレッチを組み合わせることが最も有効なアクティブレストの方法だと言われていますが、運動の苦手な方や運動習慣のない方には気軽に始められることではないと思います。
まずは気分転換のつもりで実行できることから始めてみるといいと思います。
日常生活で全く疲れを感じることなく過ごすことは難しい世の中だと思います。
しかし、疲れの感じ方や、疲労からの回復のしやすさには個人差があり、体質の違いもあります。
イデンシルによってその傾向を知ることが出来れば、今後も新型コロナウイルスによる新しい生活様式が日常になっていく中、自分に合った方法でより意識的に自己管理していくことが可能になるのではないかと思います。
中岡浩子
はじめまして。8月よりコラムを担当させて頂くことになりました管理栄養士の中岡浩子です。 3人の子供の子育てに奮闘しながら、日課である早朝ランニングでストレス発散と体力維持に努めています!