猛暑にも負けない体づくり〜疲労・ストレス対策〜
こんにちは。管理栄養士の中岡浩子です。
長い梅雨が明けたとたん、全国各地の予想最高気温を見るだけでぐったりしそうな暑さですね。
各地で熱中症警戒アラートも出されるなど、年々危険な暑さとなっています。
今年は新型コロナウイルスの感染予防対策でマスクの着用が必須となる場面が多く、熱中症のリスクが高まっています。
今後もさらに未知のウイルスとの闘いや温暖化が予想されるなか、普段からの体力づくり、免疫力を上げる生活習慣や食習慣が重要になってきます。
イデンシルで自分の体質を知ることが出来れば、さらに効果的な対策を取り入れられますね。
今回は様々な健康促進効果が注目されている「酢しょうが」をご紹介したいと思います。
ご自身の体質改善やリスク軽減対策に是非取り入れてみてください。
酢しょうがのレシピ
1. | しょうが100gをきれいに洗って皮ごとみじん切りにする。※薄切りでも千切りでもOK! |
2. | 保存容器に1のしょうがと酢100㏄、はちみつ20gを入れて混ぜ合わせる。 |
3. | 冷蔵庫で一日漬けて、完成! |
万能調味料として注目されている酢しょうがですが、毎日大さじ1杯程度、継続して摂取することで血管の老化防止や生活習慣病予防など、健康促進効果が期待できます。
酢しょうがたっぷりの甘辛そぼろ煮や牛肉のしぐれ煮など、お肉料理の調味料としてたっぷり入れるととても美味しく、子供達にも大好評です。
いろいろな料理や飲み物にもアレンジしてみてください。
生姜の効能
辛味成分のジンゲロール・ショウガオール
ジンゲロールは生のしょうがに含まれ、末端の血管を拡大して一気に血行を促進させるため、指先やつま先など体の先端部分が一時的にポカポカしてきます。
しかし発汗作用もあるため、時間が経つと体温は下がってきます。そのため解熱や末端冷え症などには効果的ですが、体を芯から温める効果は期待できません。
それに対しショウガオールは代謝効率を上げて体の内部から熱を作り出すため、体全体をポカポカさせる効果があります。
殺菌作用のシネオール
香り成分シネオールには殺菌作用があり、肉や魚介類などの薬味や臭み消しに使われます。
また、健胃作用や消炎作用があり、食欲増進や夏バテ防止、風邪予防にも効果的です。
辛味成分や香り成分は切り方によって違いが出ます。
成分を高めたい時は繊維を断ち切るように、より細かく切ったほうが効果を高めます。
薬味成分が多いのは皮のすぐ下の部分なので、皮ごと調理したほうが良いでしょう。
お酢パワー
お酢はいろいろな種類がありますが、特にアミノ酸が豊富で栄養価の高い黒酢がお勧めです。
酢の苦手な方はりんご酢で代用すれば仕上がりがまろやかな口当たりになります。
はちみつの代わりに砂糖や黒糖、オリゴ糖でも甘みを調節すれば美味しく出来ます。
お酢は加熱しても栄養成分や健康効果は変わらないので、飲用にもお料理にも幅広く活用できます。
是非お試しください。

中岡浩子
はじめまして。8月よりコラムを担当させて頂くことになりました管理栄養士の中岡浩子です。 3人の子供の子育てに奮闘しながら、日課である早朝ランニングでストレス発散と体力維持に努めています!