IDENSIL管理栄養士 根岸

  • 遺伝子活用

#97「自分のジムの強み」を言えますか?―差別化のために本当に必要な視点

【この記事の3行まとめ】

・多くのジムはサービスはあっても「強み」を言語化できていない

・差別化は設備や価格ではなく、サービスの設計から生まれる

・体質情報などのデータは、強みを構造化する材料になり得る


 

皆さんこんにちは。

株式会社グリスタ 管理栄養士の根岸です。

 

フィットネス業界ではよく「差別化が大切」と言われます。

しかし実際に

「あなたのジムの強みを簡潔かつ魅力的に説明できますか?」

と聞かれたとき、意外と言葉にするのが難しいと感じることもあると思います。

 

日々の指導には自信がある。サービスにもこだわっている。

それでも、他のジムとの違いをわかりやすく説明するのは簡単ではない

と感じる方も多いのではないでしょうか。

 

多くのジムは「サービス」はあっても「強み」が整理されていない

多くのジムでは、

・パーソナルトレーニング

・食事指導

・ストレッチ

・ボディメイクサポート

といったサービスを提供しています。

しかし、これらは現在のフィットネス業界では決して珍しいものではありません。

 

つまり、

サービスがあること = 強みがあること

とは限らないのです。

結果として、エンドユーザーから見ると

「どこも似ている」

という印象になりやすくなります。

そしてこの状態では、ジムの価値が十分に伝わらないこともあります。

 

差別化は簡単に作れるものではない

差別化という言葉はよく使われますが、本来それは簡単に作れるものではありません。

もし簡単にできることであれば、他の施設もすぐに同じことを始めてしまいますよね。

そうなると、それはもはや「差別化」とは言えなくなってしまいます。

 

例えば、

・設備

・価格

・キャンペーン

こうした要素は、もちろんジムの魅力になります。

 

しかし同時に、比較的まねしやすい要素でもあります。

そのため、一時的な特徴にはなっても、長期的な差別化として続きにくいこともあります。

 

本当の差別化は「サービスの設計」にある

では、差別化はどこで生まれるのでしょうか。

一つの視点として考えられるのが、

サービスの設計です。

 

例えば、

・どんな人をサポートするのか

・どんな課題を解決するのか

・どんな考え方で指導を行うのか

こうした考え方が整理されているジムは、エンドユーザーにも価値が伝わりやすくなります。

 

同じトレーニング指導でも、

・どんな目的で

・どんなプロセスで

・どんな体験を提供するのか

この設計が違えば、サービスの価値も変わります。

 

つまり差別化とは、

何をやっているかではなくどのような考え方で設計されているか

とも言えるでしょう。

 

個別化という視点がサービスを強くする

ここで近年、ヘルスケア分野で注目されているのが個別化という考え方です。

同じトレーニングや食事方法でも、

すべての人が同じ成果を得られるわけではありません。

それは、人それぞれ体質や特徴が異なるからです。

 

例えば、

・体組成

・生活習慣

・食事傾向

・遺伝子による体質傾向

こうした情報を参考にすることで、その人に合った方法を考えやすくなります。

 

もちろん、データだけで指導が決まるわけではありません。

指導には、トレーナーをはじめとする専門的な知識を持つ指導者の力が必要になるでしょう。

しかし、その人の特徴を理解する材料が増えることで、

サービス設計の精度を高めるヒントになることがあります。

その結果、

「自分に合ったサポートを受けられる」

という価値が、エンドユーザーにも伝わりやすくなります。

 

まとめ

フィットネス業界では、「差別化」が重要だと言われ続けています。

しかし本当に重要なのは、

何を提供しているかではなく、そのサービスがどのような考え方で設計されているか

なのかもしれません。

そして、遺伝子をはじめとする体質情報や生活習慣などのデータは、

その設計を考えるための材料の一つになります。

 

自分のジムの強みとは何か。

それはどのような価値として伝えられるのか。

改めて整理してみることが、これからのサービスづくりを考える

ヒントになるのではないでしょうか。

 

 

今日のIDENSIL情報局は以上です。最後までお読みいただきありがとうございました。

株式会社グリスタは個別化ヘルスケアに特化した遺伝子分析サービス「IDENSIL(イデンシル)」の開発メーカーです。

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IDENSIL管理栄養士 根岸

IDENSIL(株式会社グリスタ)に所属している管理栄養士の根岸です。 遺伝子活用と栄養に関する情報をお伝えしていきます。 ※IDENSILは、健康な方を対象に遺伝的傾向を把握するためのヘルスケアツールであり、医療的な診断・治療を目的とするものではありません。本コラムでも医療用の遺伝子検査ではなく、ヘルスケア分野での利活用に限定して紹介しています。

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