IDENSIL管理栄養士 根岸

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#80 健康アドバイスがあふれる時代に“本当に必要な情報”とは─情報に振り回されないために、知っておきたい考え方

皆さんこんにちは。

株式会社グリスタ 管理栄養士の根岸です。

今回は、「健康情報に振り回されないための考え方」をテーマにお送りします。

 

「これを食べれば健康にいい」

「この運動を続ければ体は変わる」

「今は〇〇をやるべき」

 

SNSや動画配信サービスを利用していると、健康に関するアドバイスが次々と流れてきますよね。

私自身、製品比較や健康・美容に関する情報など、SNSや動画配信サービスを参考にすることがあります。

 

手軽に情報を得られるのは便利な一方で、「結局、何が自分に合っているのか分からない」、、、

そんな感覚を持っている人も少なくないのではないでしょうか。

実際、真面目に健康や美容に取り組もうとするほど、情報の多さに疲れてしまう、という声は少なくありません。

 

健康情報が多い=「選びやすい」ではない

今の時代、健康に関する情報そのものが不足していることはあまりないと思います。

食事、運動、睡眠、ストレスケア、、、

調べようと思えば、いくらでも「正しそうな情報」に出会えます。

 

そんな便利な時代でも、便利さならではの問題点もあると考えています。

それは、それらの多くが「自分に合っているかまではわからない」ことです。

 

もちろん、日々アップデートされる情報は大切です。

しかしそれらが自分自身にとって本当に参考になるかどうかは、また別の話なのです。

 

「合う・合わない」が生まれる理由

同じ食事法や運動を取り入れても、すぐに変化を感じる人がいれば、実感を得にくいと感じる人もいます。

こうした違いは、意志の強さや努力の量だけで生まれるものではありません。

人それぞれ、体のつくりや、刺激に対する反応の仕方は異なります。

少し周りを見渡してみても、顔立ちや体型が一人ひとり違うように、体質においても千差万別。

まったく同じだという人はいませんよね。

 

そうした前提を加味せずに、「これが正解」「これをやるべき」といった情報だけを追いかけてしまうと、

本来は健康のための行動が、いつの間にか負担になってしまうこともあるのではないでしょうか。

 

体質を“知れる時代”になったという変化

近年、体質の傾向を知る手段が身近になってきました。

例えば、遺伝子検査では、筋肉や代謝の特徴、睡眠やストレスに関わる傾向など、

自分では気づきにくい部分を、客観的な情報として知ることができます。

 

ただし、ここで誤解しやすいのが、「体質が分かれば、すべて解決する」という考え方です。

体質情報は、あくまでヒントのひとつです。

それだけで健康になったり、悩みが消えたりするものではありません。

 

情報は「知る」だけでは役に立たない

健康に関する情報で大切なのは、知ったあとに、どう考えるかです。

・自分の体質傾向
・今の生活習慣
・年齢やライフスタイル
・目指したい状態

これらを一緒に見ていくことで、初めて「自分にとって意味のある選択」が見えてきます。

 

とはいえ、これをすべて自分ひとりで整理するのは、とても難しいですよね。

そんなときに頼りになるのが、トレーニングや食事、体のケアといった分野で、

日常的に多くの人の体と向き合っているヘルスケアの専門家の存在です。

 

専門家は、情報をそのまま当てはめるのではなく、今の体の状態や生活背景を踏まえながら、

「この人に合ったサポート内容はどういったものか」という視点で整理してくれます。

 

正解を押しつけるのではなく、その人にとって現実的でベストなサービスに落とし込む。

そのプロセスがあることで、健康に関する選択は、ぐっと自分ごとになっていきます。

 

振り回されないための、ひとつの考え方

健康情報があふれる今だからこそ大切なのは、自分なりの判断軸を持つことです。

・これは今の自分に合いそうか
・目的とずれていないか

こうした問いを持つだけでも、情報との付き合い方は大きく変わります。

体質情報も含め、健康に関するデータは「正解を教えてくれるもの」ではなく、

考える材料として使うものだと捉えると、少し楽になるはずです。

 

まとめ:答えを探すより、自分を知る

健康に関して、「これさえやれば大丈夫」という万能な方法はありません。

だからこそ、情報に振り回されるのではなく、自分自身を理解する視点を持つことが大切です。

 

もし、「もう少し自分の体について整理して考えてみたい」、「体質という視点から健康を見直してみたい」と

感じたなら、そうした情報に触れてみるのも一つの選択です。

 

大切なのは、情報に従うことではなく、自分に合った健康を考えてみることだと、私は考えています。

そして、自分を理解してくれるトレーナーや管理栄養士などのヘルスケアの専門家と出会えたら、

健康を「正解探し」ではなく、「自分らしさを大切にする時間」へと変えてくれるはずです。

 

その第一歩として、「どう考えるか」を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

 

 

今日のIDENSIL情報局は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

株式会社グリスタは個別化ヘルスケアに特化した遺伝子分析サービス「IDENSIL(イデンシル)」の開発メーカーです。

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IDENSIL管理栄養士 根岸

IDENSIL(株式会社グリスタ)に所属している管理栄養士の根岸です。 遺伝子活用と栄養に関する情報をお伝えしていきます。 ※IDENSILは、健康な方を対象に遺伝的傾向を把握するためのヘルスケアツールであり、医療的な診断・治療を目的とするものではありません。本コラムでも医療用の遺伝子検査ではなく、ヘルスケア分野での利活用に限定して紹介しています。

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