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#76 選ばれ続けるパーソナルジムが備えている「個別最適化」の次の一手とは

皆さんこんにちは。

前回はパーソナルジムの市場構造の変化について触れましたが、

今回は「選ばれ続けるパーソナルジムの“個別最適化”の次の一手」をテーマにお送りします。

 

パーソナルジムを運営していると、こんな感覚を持つことはないでしょうか。

「トレーニング内容も指導の質も悪くないのに、決め手になりにくい」

「成果は出ているはずなのに、なぜか継続につながらない」

近年、トレーニング理論や食事管理の情報は一般層にも広く浸透し、

“何をやるか”自体は、どのジムでも大きな差がつきにくくなっています。

その中で、今あらためて問われているのが「何をやっているか」ではなく、

「なぜ、その人にそれを提案しているのかを伝えられるか」 という点ではないでしょうか。

 

個別最適化は「メニューを変えること」ではない

個別最適化というと、

・メニューを細かく分ける

・食事指導をパーソナライズ化する

・今までの指導から大きく外れたことをする

といった工夫を思い浮かべる方も多いかもしれません。

 

しかし本質は、表面的な違いを作ることではありません。

重要なのは、「その方をどう理解し、どう納得してもらうか」というプロセスです。

 

同じトレーニングでも、

・効果を感じやすい人

・疲労が残りやすい人

・思うような成果が出ないと感じる人

反応が分かれるのは珍しいことではないですよね。

この“個体差”を曖昧な感覚論で終わらせず、言語化・共有できるかどうかが、

今後の事業価値を左右するひとつの可能性になるのではないでしょうか。

 

「成果」だけではなく「納得感」が継続を決める

エンドユーザーの退会理由としてよく挙がるのは、

「思ったより成果を感じられなかった」という声です。

しかし、その背景を深掘りすると、

  • 自分に合っているのか分からない
  • なぜこの方法なのか理解できていない
  • 頑張っているのに報われない感覚がある

といった 納得感の不足 が見えてきます。

 

成果が出るかどうかは、短期では判断できませんよね。

だからこそ、パーソナルジムには「この人には、こういう理由でこのアプローチをしている」と

説明できる設計が求められてきます。

 

「頑張りが足りない」という説明が限界を迎えている

現場で起こりがちなすれ違いの一つに、「続かない=意識や努力の問題」と捉えてしまう構図があります。

もちろん行動は重要ですが、それだけでは説明しきれないケースも多く存在します。

生まれ持った体質傾向と生活リズムとの相性など、本人の意思だけでは調整しづらい要素が

影響することもあるからです。

こうした背景を踏まえた上で、「あなたには、こういう進め方が現実的かもしれませんね」と

説明できるかどうか。

ここに、専門家としての信頼性UPが期待できるポイントがあります。

 

差別化は「特別なこと」より「説明できること」

「うちは特別なトレーニングをしているわけではない」

そう感じるジムほど、実は大きな可能性を持っています。

 

なぜなら、差別化は派手なメニューではなく、

一人ひとりに向き合っている理由を、どれだけ言語化できるか で生まれるからです。

  • なぜこの負荷設定なのか
  • なぜ今は食事を変えすぎないのか
  • なぜ休養を重視しているのか

これらを論理的に共有できることで、価格や立地ではない理由で

選ばれるジムになっていく可能性を期待できます。

 

これからのパーソナルジムに求められる視点

今後、パーソナルジムは「鍛える場所」から、生活全体を支えるヘルスケアの拠点へと

役割が広がっていくと考えています。

運動・栄養・休養を横断して支援する中で、個人差をどう捉え、どう伴走するか。

その精度を高めるための考え方が、個別最適化です。

一つの情報に依存するのではなく、専門性を軸に、複数の視点を組み合わせていく。

それが、将来にわたって信頼されるジムの条件と言えるでしょう。

 

まとめ:個別最適化は「人を見る力」を支える考え方

個別最適化とは、特別な技術や派手な仕組みではありません。

「この人をどう理解し、どう伝えるか」を支える考え方です。

現場の経験に構造と説明力が加わったとき、パーソナルジムの価値は、

より明確になっていくのはないでしょうか。

自分たちの指導を、もう一段深く伝えたい。

そう感じたとき、個別最適化という視点がヒントになるかもしれません。

 

 

今日のIDENSIL情報局は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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