IDENSIL活用事例紹介#8_ M.Cケアネス株式会社様
みなさま、こんにちは。
今回は、徳島県北島町でフィットネス施設「ケアネス北島」と、女性専用エステ「クラヴェル」を運営し、両者を組み合わせたトータルヘルスケア施設を展開するM.Cケアネス株式会社様にお話を伺いました。
2025年4月に導入して頂いたIDENSILについて、導入のきっかけや現場での活用、そしてお客様との関係性の変化について、代表の山地様とスタッフの皆様に語っていただきました。
M.Cケアネス株式会社のサービスについて
グリスタ:
まず、御社のサービスについて教えていただけますか?
山地様:
M.Cケアネスは、徳島県北島町で「ケアネス北島(フィットネス)」と「クラヴェル(エステ)」を運営しています。ケアネス北島では理学療法士や作業療法士、管理栄養士といった専門家が連携し、体組成や姿勢のデータを活用したトレーニングを提案しています。クラヴェルでは美容機器を用いたエステケアを行い、運動と美容を組み合わせることで相乗効果を生み出すことを目指しています。
IDENSIL導入のきっかけ
グリスタ:
IDENSILを導入された背景について教えてください。
山地様:
きっかけは「独自の強みを持ちたい」という想いでした。さまざまなサービスを調べる中で、最も親和性が高いと感じたのが遺伝子解析です。いくつかの企業に問い合わせをしましたが、その中でIDENSILを選んだ理由は、まず実績があること。そして他社が「遺伝子検査で○○が分かります」といった訴求にとどまる中で、グリスタさんは「フィットネスやエステといった現場でどう使えるか」を具体的に示してくれたことでした。さらに、検査結果をどう活かすかまで考えられており、自分たちのオリジナルサービスへ発展させやすいと感じたことも大きな決め手となりました。
現場での活用と変化
グリスタ:
実際に導入されて、現場ではどのように活用されていますか?
スタッフ様:
ちょうどお客様へのフィードバックが終わり、今は実際の指導に取り入れている段階です。これからさらに効果が見えてくるのではと感じています。ジムでは「ただ通って運動する」という状態だった方も、検査結果を踏まえて「自分に合ったトレーニング」を理解していただけるようになりました。お客様にとってはパーソナル指導に近い感覚で受けていただけていると思います。
エステでは、以前は食事や生活習慣の話をすることが難しかったのですが、IDENSILをきっかけに具体的なアドバイスが可能になり、サービスの幅が広がりました。
お客様の反応
グリスタ:
お客様との会話のきっかけになりますか?
スタッフ様:
例えば、コンプレックスを抱えている方が「やっぱりこんな体質だったんだ」と納得して改善に前向きになるケースがありますし、私たち自身も自信を持って提案できるようになりました。生活面でのヒアリング内容と現在のお客様の状態が一致しない場合でも、検査結果をもとに深掘りすることで「実はこうでした」と、より早い段階で本音を話していただけることも増えています。
未来の自分をイメージできるようになることで「今のうちに変わらなきゃ」と意識が切り替わる方も少なくありません。「本当はこうなんです」と打ち明けていただけるのは、データがあるからこその信頼感だと思います。
実際にエステに入会されたお客様の中には、当初「生活を変えたくない」「運動もしたくない」とおっしゃっていた方がいらっしゃいました。その方は生活習慣が乱れ、体型にも自信がなく、体を隠す服装が多かったそうです。年齢的な不安や身体の痛みをきっかけに「誰かの手を借りて変わらなければ」と思い、通われるようになりました。
検査結果から「脂肪燃焼しやすく、運動の効果も出やすい体質」であるとわかり、「じゃあ頑張ってみようかな」と前向きな気持ちに変化。その後は、これまで周囲に任せていたちょっとした動作も自分から行うようになり、エスカレーターではなく階段を使うなど、日常生活の中で少しずつ前向きな行動が増えてきました。
経営層の視点と課題
グリスタ:
山地様は、どのような効果を感じていらっしゃいますか?
山地様:
体質という切り口があることでお客様の本音を聞きやすくなり、会話のきっかけが増えて向き合う時間をしっかり持てるようになりました。もちろん、これからは結果をさらに活かすための企業努力が必要ですが、導入のスタート段階で既に大きな効果を実感しています。
今後の展望
グリスタ:
今後の展開についても教えてください。
山地様:
「体質を理解するヘルスケア」が当たり前の世の中になってほしいと考えています。属人的なカウンセリングに頼るのではなく、科学的根拠のあるデータを活用したアプローチこそが、これからの時代に求められると感じています。
近年、低価格ジムも増えていますが、私たちは一人ひとりの体質と現在の体の状態に基づいてプランを提案し、価格以上の価値を実感できるサービスを提供することで差別化していきたいと考えています。最終的には「未来の健康に寄与できる価値がある」と実感していただけるサービスの実現を目指しています。
M.Cケアネス様の導入事例は、遺伝子解析を「ただ結果を知るため」ではなく、お客様の意識を変え、行動につなげる会話のきっかけとして活用いただいた好例です。
未来の健康づくりを支えるツールとして、施設の信頼度UPのため、スタッフの方の自信につなげるため、是非これからもたくさん活用して頂けると嬉しいです!
山地様、スタッフの皆様、貴重なお話をありがとうございました。
次回の導入事例もどうぞお楽しみに。

IDENSIL(イデンシル) 情報局
株式会社グリスタが運営する、遺伝子情報を正しく活用するための メディアです。 ※IDENSILは、健康な方を対象に遺伝的傾向を把握するためのヘルスケアツールであり、医療的な診断・治療を目的とするものではありません。本コラムでも医療用の遺伝子検査ではなく、ヘルスケア分野での利活用に限定して紹介しています。