IDENSIL(イデンシル) 情報局

  • 遺伝子活用

#60 イデンシルを個人の方に直接販売していない理由とは

皆さんこんにちは。

今回は、遺伝子検査に興味のある方に知って頂きたい「イデンシルが個人販売を行っていない理由」をお伝えします。

IDENSIL(イデンシル)は、株式会社グリスタが提供する、遺伝子情報をもとにした個別化ヘルスケア支援サービスです。

おかげさまでその活用は広がりつつあり、最近ではテレビや雑誌など様々なメディアでも「遺伝子検査」が紹介される機会が増えています。

しかしながら、グリスタではIDENSILを個人向けに直接販売していません。

今回はその理由を、社会的な背景やビジネスの視点も交えて、お伝えしていきます。

 

IDENSILは「ヘルスケア」のどのような役に立てるのか

まず前提として、IDENSILは医療行為を目的としたサービスではありません。

そのため、病気の診断や治療のために使うものではなく、「未病」や「予防」など健康維持や生活習慣改善をサポートするためのサービスです。

近年、厚生労働省やスポーツ庁もヘルスケア領域を従来以上に重視するようになり、予防・健康管理を含む産業の発展を後押ししています。

こういった中で、グリスタも社会の健康に寄与することをひとつの大きなテーマとして、個人の体質に寄り添った“気づき”を提供するツールとしてIDENSILを広く活用して頂くことを目標に活動しています。

 

専門家との連携が価値を生むため、個人販売はしていません

IDENSILを個人向けに販売していない最大の理由は、遺伝子検査には「適切な解釈と活用をサポートする体制が必要不可欠」だからです。

IDENSILの活用には「結果をどう捉えるか」「どんな生活に活かすか」といった専門的な視点が欠かせません。

例えば、検査結果を受け取ったときに「これって良いこと?悪いこと?私はどうしたら良いの?」と悩む方もいらっしゃるでしょう。身体について真剣に悩んでいたり、明確な目標があればあるほど、そうした疑問が生じるのは自然なことです。

遺伝子検査は、そういった疑問に対し、管理栄養士やトレーナー、医師や理学療法士などの身体の専門家の伴走者が適切なサポートを行うことで、初めてその価値が最大限に引き出されるのです。

そのため、グリスタでは法人(フィットネス事業者、ウェルネス企業、クリニック、研究機関など)とのパートナーシップを通じて、専門家のネットワークとともにIDENSILを提供しています。

個人販売では、この重要な“人のサポート”を担保することが難しく、むしろ誤解や不安を生むリスクがあるため控えています。

 

正しく知って、より良い活用を。未来のヘルスケアは「選べる時代」へ

遺伝子検査は「運命を決めるもの」ではなく、「自分を理解するヒント」です。

そしてそのヒントをどのように活かすかは、個人の選択次第です。

だからこそ、IDENSILは単なる結果通知のツールではなく、「ヘルスケアの最適な選択肢を多くの方に知って頂くためのコミュニケーションツール」として使われるべきだと私たちは考えています。

そのためのパートナーや導入企業は年々増加しており、これからも身近でIDENSILに触れて頂けるよう私たちも努力していきます。

「自分の体質をもっと知りたい」「生活を見直すきっかけがほしい」と感じたとき、IDENSILのことを思い出していただければこれ以上の幸せはありません。

そして、あなたに寄り添うパートナーとともに、健やかな毎日を築いていくきっかけになれればと願っています。

 

 

今日のIDENSIL情報局は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

株式会社グリスタは個別化ヘルスケアに特化した遺伝子分析サービス「IDENSIL」の開発メーカーです。

お問い合わせはお気軽にどうぞ!

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IDENSIL(イデンシル) 情報局

株式会社グリスタが運営する、遺伝子情報を正しく活用するための メディアです。 ※IDENSILは、健康な方を対象に遺伝的傾向を把握するためのヘルスケアツールであり、医療的な診断・治療を目的とするものではありません。本コラムでも医療用の遺伝子検査ではなく、ヘルスケア分野での利活用に限定して紹介しています。

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