IDENSIL(イデンシル) 情報局

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#38 “体質から始めるエステ”の時代へ──遺伝子検査からひも解く新しいアプローチ

皆さんこんにちは。

今回は「遺伝子検査×エステ」をテーマにお伝えします。

 

丁寧にカウンセリングをして、食事も生活習慣も見直して、きちんと施術を重ねても「なぜか思ったほど効果が出ない」・・・そんなお客様も一定数いらっしゃると思います。
そんな時、施術者として感じるのは「何かが噛み合っていない」という、わずかな違和感ではないでしょうか。

それを解決するためのヒントは、生まれ持った“体質”にあるかもしれません。
糖化や酸化、睡眠の質やストレス耐性といった、見た目ではわかりにくい個人差
これらを「見える化」することができるのが、遺伝子情報です。

「違和感の原因」がわかると、次の一手はぐっと現実的になります。

 

遺伝子情報は、“気づき”のきっかけになる

遺伝子からわかることは「この人はこうすればいい」という正解ではなく、体質の傾向です。

例えば・・・

・メラニンやホモシステインの働きによるシミ・そばかすの体質傾向

・ホルモンの代謝酵素等による頭髪の体質傾向

・糖の取り込みや炎症、活性酸素に関連する体質傾向 など

 

これらの情報をもとに施術の組み立てを見直したり、アドバイス内容を変えたりすることで、お客様の「続けやすさ」や「納得感」に繋げることが期待できます。

感覚とデータが一致したとき、消費者・施術者双方が納得のいくパーソナライズドな美容サービスを提供することが可能となるのです。

 

専門的な目線だからこそ、深く使いこなせる

遺伝子情報を手にしたとき、「なるほど、そういうことか」とピンと来るのは、お客様の肌や身体を“見て・触れて・変化を感じ経験を重ねてきた”施術者ならではです。

美容や健康における個別化が求められる今、エステの現場でも、“誰にでも同じ”から“その人に合った” 「個別最適化」へのシフトが始まっています。

遺伝子情報は、専門家がサービスに活かせるヒントの宝庫です。
そしてそれは、これまで施術者の皆さんが培ってきた技術や知識、感覚を、もっと確かな自信に変えてくれるツールでもあります。

お客様にとって、「変われるかもしれない」ではなく「自分に合っているから続けられる」美容体験を提供できれば、よりサービス価値が高まります。

専門家にとっては、「感覚でやっていたこと」が科学で裏付けられる実感を得られ、その一歩が、体質に寄り添う美容の可能性をひらいていきます。

 

今日のIDENSIL情報局は以上です。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

株式会社グリスタは個別化ヘルスケアに特化した遺伝子分析サービス「IDENSIL(イデンシル)」の開発メーカーです。

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株式会社グリスタが運営する、遺伝子情報を正しく活用するための メディアです。 ※IDENSILは、健康な方を対象に遺伝的傾向を把握するためのヘルスケアツールであり、医療的な診断・治療を目的とするものではありません。本コラムでも医療用の遺伝子検査ではなく、ヘルスケア分野での利活用に限定して紹介しています。

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