#25サブスク時代に最適な個別化戦略とは?ヘルスケア事業者が「遺伝子検査」でLTVを上げるためには
皆さんこんにちは。
今回は「遺伝子検査×個別化戦略」をテーマにお伝えします。
サブスクリプション型のサービスが主流となった現代、ヘルスケア事業者にとって「一人ひとりに合わせた最適な提案」を継続的に届けられるかどうかが、LTV(顧客生涯価値)を左右する鍵となります。
そこで注目を集めているのが、「個別最適化ヘルスケア」です。
「同じメニュー」で結果が出ない理由
同じトレーニング、同じ食事、同じケアをしたとしても結果が異なるのは、人それぞれの「体質=個体差」が影響していることが、一つの大きな要因と言えると思います。
その個体差はどのようにわかるのか。
弊社、株式会社グリスタが考えるのは、体質を遺伝子情報から読み解くということです。
遺伝子の研究は日々進化しており、少しずつ体質の可視化が可能になってきています。
弊社が提供する業務用遺伝子分析「IDENSIL(イデンシル)」は、体質差を科学的に可視化し、ヘルスケア指導を“個別最適化”するための専用ツールです。
LTVを高めるには“個別性”のロジックが必要
「IDENSIL」は、市販の遺伝子検査キットとは異なり専門家や事業者のノウハウを生かすための遺伝子分析サービスです。
事業者は遺伝子情報をもとに、ユーザーの個体差に合わせたプログラムが設計可能になります。
遺伝子情報を活用したサービスとして、仕事のパフォーマンスアップ、スポーツのコンディショニング調整、フレイル予防、ダイエット、美容、食育など、活用サービスは多岐に渡ります。
これらはいずれも、「誰に・何を・どう届けるか」を科学的根拠をもとにサービスを最適化し、提供しています。
遺伝子検査で得られるのは「一生変わらない情報」と「信頼」
遺伝子検査で得られる情報は、一生変わらない「体質の設計図」ともいえるものです。
例えば、筋肉のタイプ、代謝の傾向、睡眠の質などに関わる遺伝的特性は、生まれ持ったものであり、一生変わらない情報です(例外は除く)。
この「変わらない情報」があるからこそ、指導やサービスの軸として長期的に活用できるのです。
また、弊社が提供する「IDENSIL」は、科学的根拠に基づいたエビデンスで、更に国際基準のセキュリティ管理と検査体制を徹底(全社におけるISMS認証取得維持)しており、専門家が安心して使用できる“信頼できるデータ”として高く評価して頂いています。
単なる流行ではなく、専門家の手によって“活かされる”遺伝子情報。これはまさに、長く信頼され続けるヘルスケアサービスの基盤と言えるものであると自負しています。
「痩せる方法」ではなく、「体質に合った方法」
遺伝子情報でわかることは、「誰でも痩せられる魔法」ではなく、科学的指標をもとに、「その人の体質に合ったアプローチ」を導き出すものです。
「IDENSIL」では、そうした体質の傾向を高精度に読み解くことで、ヘルスケア事業者の指導を最適化することが可能となります。
つまり、画一的な指導ではなく、「その人にとって正しい方法」を導き出すことができ、指導の精度を高めるだけでなく、継続率や満足度の向上にもつながっていくもので、その結果として、ユーザーの成果体感を高め、継続率やアップセルにも貢献できると考えています。
サブスクと相性抜群、差別化されたヘルスケアのカギに
継続型サービスの重要なポイントは、「初回の満足」だけでなく「継続的な納得感」と言えると思います。
遺伝子情報をもとに個別化されたプログラムは、ユーザーの期待に応え続けるための武器で、最先端科学を用いた指導により、他社との差別化や専門性の強化にも繋がります。
自分が受けるサービスが、自分の体質も理解しててくれて継続的な納得感もあるものだとしたら、安心してお金を出そうと思えますよね。
おわりに:次世代の「成果が出る」ヘルスケアへ
個別最適化は、今後のサービスの在り方の主流となり、遺伝子分析はその最前線にあると言えると思います。
ヘルスケア事業者がこれらを認識し、自身の専門性と組み合わせたサービスを展開することこそが、次世代ヘルスケアへの進化であり、LTV最大化の近道であると考えます。
今日のIDENSIL情報局は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
株式会社グリスタは個別化ヘルスケアに特化した遺伝子分析サービス「IDENSIL」の開発メーカーです。
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株式会社グリスタ 代表取締役 斎藤 利
1979年生まれ/和歌山県出身/工学修士学生時代は竜巻のメカニズムを研究。2010年バレーボール個人指導スクール設立をきっかけに、個人の体質によるパフォーマンス影響に着目。2015年より遺伝子業界へ。2018年、日本で初めて専門事業者の指導やヘルスケアソリューションを個別化することに特化した業務用遺伝子分析サービス「IDENSIL」を開発・リリース。内閣官房が進めるレジリエンスジャパン推進協議会のWG委員選出や自治体との連携、日本を代表するトップアスリートの指導者への遺伝子情報提供を通じ、ヘルスケアから美容まで幅広い個別化に携わっている。