鈴木洋子

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今、私たちに足りない物・・・(5)

管理栄養士の鈴木洋子です。

食品の豊富な現代、私たちに足りていない栄養素は何だとおもいますか?前回まで、食物繊維で3回お伝えしました。遺伝子に触れて行くにつれ、やっぱりビタミン、ミネラル、ファイトケミカルの必要性を感じます。今回はミネラルについてお話しします。

第一回>>>「今、私たちに足りない物・・・(1)」

第二回>>>「今、私たちに足りない物・・・(2)」

第三回>>>「今、私たちに足りない物・・・(3)」

第四回>>>「今、私たちに足りない物・・・(4)」

 

 

ミネラルは体調の維持に不可欠

ミネラルは体重のうちの5%しかない栄養素なのですが、体内でのミネラルは生体の細胞に含まれる鉱物元素のことなのです。体内では、エネルギーを作ったり、各種の代謝という化学反応が起きています。ミネラルはこうした化学反応に必要な酵素を活性化する役割があります。

ミネラルには必須ミネラルという16種類のミネラルがあります。そのうち、7種類を主要ミネラルと言い、体内のミネラルの99%を占めていると言われています。残りを微量ミネラルと言います。

主要ミネラル

カルシウム、リン、カリウム、イオウ、ナトリウム、塩素、マグネシウム

微量ミネラル

鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、マンガン、モリブデン、クロム、コバルト

 

最近、シリカも注目されていますね。

 

 

食事から摂るしかないのはミネラルも同じ・・・

ミネラルも同様、体内で生成する事はできないので、食品からの摂取が必須になります。ミネラルは不足しても摂りすぎても身体に害を及ぼし、有効な量と毒性がでる量の差が狭い事は気を付けてほしい所です。

不足気味になりがちなミネラルは、カルシウム、カリウム、マグネシウムです。過剰になりやすいのはナトリウムとリンと言われます。ナトリウムは塩に、リンは加工品に多く含まれています。

 

 

ミネラルのいろいろ

カルシウム

小松菜や水菜、切干大根が多く含む。牛乳同様、骨や歯の構成成分はもちろん、神経伝達物質をスムーズにしたり、筋肉の収縮、ホルモンの分泌、血液の凝固に関与。

カルシウムを含む食品

小魚、干しエビ、乳製品、大豆製品、ひじき

 

赤血球の成分の一つ。不足すると貧血になる。野菜に含まれる鉄分は非ヘム鉄であり吸収率が悪い。吸収を上げるためにビタミンCとタンパク質を必要とする。

鉄を含む食品

レバー、貝類、ひじき、赤身肉

 

カリウム

野菜・果物全般に多い。ナトリウムと同じく細胞内外の浸透圧のバランスを維持する。血圧を下げる効果もある。

カリウムを含む食品

果物、野菜、海藻、芋類

 

マグネシウム

カルシウムの働きを調整し、循環器系の健康をまもる重要な働きがある。

マグネシウムを含む食品

ナッツ、大豆製品、落花生

 

亜鉛

DNAや蛋白質の合成に作用して、細胞分裂を促す。不足すると細胞の新生が進まなくなる。

亜鉛を含む食品

牡蠣、レバー、卵、納豆

 

ミネラル不足は、小魚、貝類、ナッツ類、大豆製品を食べるとよさそうですね。

 

 

次のコラムへ>>>「今、私たちに足りない物・・・(6)

 

 

鈴木洋子

鈴木洋子

自分が健康になりたいから栄養士に、やっぱり食事が1番と思いつつ、出来ない事はできないかと、ずぼらな自身の性格を武器に、寄り添う栄養ケアをモットーにしています。10年続いた料理教室もいい加減に楽しく、美味しく、同じ釜の飯をみんなで食べる事を大切にしています。

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