鈴木洋子

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今、私たちに足りない物・・・(4)

管理栄養士の鈴木洋子です。

食品の豊富な現代、私たちに足りていない栄養素は何だとおもいますか?前回まで、食物繊維で3回お伝えしました。

遺伝子に触れて行くにつれ、やっぱりビタミン、ミネラル、ファイトケミカルの必要性を感じます。

食物繊維は第6の栄養素と話しました。3大栄養素とよく聞かれると思いますが、3大栄養素とは、糖質、脂質、蛋白質です。そこに、ビタミン、ミネラルが加わり5大栄養素と言われます。今回は4・5の栄養素、ビタミン、ミネラルとファイトケミカルを見直していきたいと思います。

 

第一回>>>「今、私たちに足りない物・・・(1)」

第二回>>>「今、私たちに足りない物・・・(2)」

第三回>>>「今、私たちに足りない物・・・(3)」

 

 

ビタミンは潤滑油

 

 

ビタミンの「ビタ」とはドイツ語で「生命」と言う意味だそうです。命になる物と考えると、なんだかとても大切に感じてきますね。

ビタミンは血や肉の原料になったり、エネルギー源になったりするわけではないので、一見なくても大丈夫なものと思われがちですが、それらの栄養素を効率よく吸収させたり、代謝を促進したりと、体内では潤滑油の役割をします。

食べた物を、効率よく活用できるようにするお助けマンなのです。身体のパフォーマンスを上げるには必要不可欠ですね。

 

 

食事から摂るしかない

ほとんどのビタミンは体内で生成されないので、食事で摂取しなければなりません!!

ビタミンには大きく分けて2つに分けられます。水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンです。

水溶性ビタミンはビタミンB群やビタミンCなどです。水溶性なので体内に蓄積されることはなく不要な分だけ尿に溶けて排泄される為、過剰摂取の心配はほとんどありません。

脂溶性ビタミンはビタミンAやDです。これらは排泄されずに体内に蓄積される為過剰症には気を付ける必要があります。

 

 

水溶性ビタミンのいろいろ

 

ビタミンC(水溶性ビタミン)

  • 野菜や果物に多く含まれる。イモ類にも多く含まれ、芋のビタミンCは加熱にて壊れない。
  • タンパク質の一種であるコラーゲンの生成に必要。タンパク質や脂質の酸化を防ぐ。
  • 鉄の吸収を促進、ホルモンの生成に関与。日焼けによるシミを防ぐ。
 
ビタミンB1(水溶性ビタミン)
  • きのこ類や海藻・豆に含まれる。野菜からはあまり期待できない。穀物の糠の部分に多く含まれる。エネルギー代謝に関わる。
 
ビタミンB2(水溶性ビタミン)
  • 野菜ではモロヘイヤに比較的多く含まれる。タンパク質・脂質・炭水化物の代謝に関与。
 
ビタミンU(水溶性ビタミン様物質)
  • キャベツのしぼり汁から発見された抗潰瘍因子。胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防の効果があるとされ、製薬にも用いられている。
 
 
 

脂溶性ビタミンのいろいろ

 
ビタミンA(脂溶性ビタミン)
  • にんじんやみかんなどのオレンジ色をした野菜にカロチンとして存在し、体内でビタミンAに変わる。強い抗酸化作用がある。
 
ビタミンD(脂溶性ビタミン)
  • きのこに多く含まれるビタミン。カルシウムの吸収・沈着に必要。
 
ビタミンE(脂溶性ビタミン)
  • 野菜では西洋かぼちゃ、赤ピーマンに含まれるが、植物油や種実油に多い。
抗酸化作用/血管の老化やガン予防/LDLコレステロールの酸化予防→動脈硬化予防/血流を良くする/ホルモンの生成や分泌/生殖機能の維持
 
ビタミンK(脂溶性ビタミン)
  • 緑黄色野菜に多く含まれる。納豆にも多い。血液凝固に不可欠なビタミン。カルシウムを骨に取り込む際に必要
 
 
食事で食べた栄養をより効率的に代謝する為に、1食両手のひら1つの野菜を食べる様に気をつけていきたいものです。

 

 

次のコラムへ>>>「今、私たちに足りない物・・・(5)

 

 

鈴木洋子

鈴木洋子

自分が健康になりたいから栄養士に、やっぱり食事が1番と思いつつ、出来ない事はできないかと、ずぼらな自身の性格を武器に、寄り添う栄養ケアをモットーにしています。10年続いた料理教室もいい加減に楽しく、美味しく、同じ釜の飯をみんなで食べる事を大切にしています。

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