鈴木洋子

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基本は水/鈴木洋子

管理栄養士の鈴木洋子です。

長年特定保健指導をしている中で、ここ数年、赤血球数が高くなっている方が多いように感じています。赤血球数が多いと言う事は、身体の脱水傾向が心配になります。人間はその55~60%が水分です。遺伝的、環境的にどんな状況でも、基本は水。今一度水分摂取を意識してみましょう。

 

 

水の役割

水は体内で、細胞を正常に保つ役割をします。水分がしっかりと保たれていると、各臓器は正常に働く事が出来ます。もちろん、筋肉も効率的に動くことが出来、代謝を上げていきます。

水分が不足すると、必然的に血中の糖や脂肪の濃度は上がります。血液がドロドロになるという事です。血液がドロドロになるという事は、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも高まります。

皮膚細胞においても、その潤いを保つには、身体の中からの水分補給が必要になります。全身において水分は、物質を溶解したり、運搬したりと、その役割は必要不可欠になります。

 

 

水と生命

高齢者において、脱水が進むと体が緩慢になり、寝ている時間が長くなり、食べる事にも無気力になってきます。そんな中点滴を施すと、枯れかかった花に水をあげた時の様に元気が復活する事があります。

人間は水が1滴も飲めないと、2~3日でその生命維持が難しくなります。水分は体から1%損失すると喉が渇き、2%の損失ではめまいや吐き気となり、10~12%の損失で筋けいれん、失神、20%の損失では生命の危機になり、死に至ってしまいます。

よく、喉が渇いてからの水分補給では遅いと言われます。喉が渇く前に、こまめに水分を補給する事がとても重要になります。

 

 

 

1日に必要な水分量は?

水の摂取基準は実は設定されていません。毎日体外に排出する水分量は、尿量で1500㎖、便で100㎖、呼気で300㎖、汗で500㎖と言われています。合計で2400㎖が排泄されていると言われています。

私たちは食事からも水分を摂取しています。食事からの水分摂取は1100㎖と言われ、体内の代謝による水分が300㎖あると言われています。足りないところを飲水で摂る必要があり、その量は、1日最低1000㎖と言われます。

その他に活動量や体質によっても必要な量は個々さまざまです。喉が渇いたと感じた時は脱水の始まりとも言われます。しかし、自分に必要な水分を摂っていきたいところです。脱水を回避する方法として、尿の色を利用する事があります。尿の色見表を利用して、自分の必要とする水分を摂ってみてはいかがでしょうか!

 

資料提供:厚生労働省<あんぜんプロジェクト>

 

 

 

参考文献:公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/water.html

鈴木洋子

鈴木洋子

自分が健康になりたいから栄養士に、やっぱり食事が1番と思いつつ、出来ない事はできないかと、ずぼらな自身の性格を武器に、寄り添う栄養ケアをモットーにしています。10年続いた料理教室もいい加減に楽しく、美味しく、同じ釜の飯をみんなで食べる事を大切にしています。

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