血糖値が高くなる原因とは?
こんにちは、管理栄養士の三好陽子です。
今回は、身近でよく耳にする血糖値についてお話しします。
そもそも血糖値とは何でしょうか?
『血糖値』とは、文字通り、血液中に存在する糖分(ブドウ糖)の値です。
ブドウ糖は、脳や筋肉が働く為のエネルギー源ですが、多すぎると肝細胞や脂肪細胞に貯蔵されます。
貯蔵する為に働くのは、膵臓から出るインスリンというホルモンです。このホルモンがうまく働けないと、ブドウ糖は血液中に残ってしまいます。そんな居残りブドウ糖が多ければ、血糖値が高くなります。
そして、血糖値が高い状態が長く続くと、『糖尿病』と診断される可能性も高くなってしまいます・・・。
血糖値が高くなる原因は食べすぎだけではありません!
単純に食べすぎだけが原因ではなく、遺伝子のリスクにより血糖値が高くなりやすい方もいます。暴飲、暴食、運動不足であっても、血糖値が安定している方もいれば、毎日、食事や運動に気を配っているにもかかわらず、血糖値が上がる方もいます。
不公平だなと感じますが、そこは個性だと思い、前向きにとらえていきましょう。
下記に、血糖値に関係する遺伝子と、問題→解決方法を簡単にまとめてみました。
- CDKAL1
- Adiponectin
- PGC1-a
具体的な方法については、また次のコラムで紹介させていただきますので、ご興味があれば、宜しくお願いします。
【参考文献】
健康管理士一般指導員テキスト『2生活習慣病の基礎知識』日本医恊学院 発行、日本成人病予防協会 監修

三好陽子
管理栄養士。 現在は病院勤務。病院の他にも、エステ、スポーツクラブなど多方面での勤務経験あり。 指導のモットーは、絶対、無理しすぎないこと! 『細く長く続けられることが1番』いうのが信念である。