熊谷隆

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基本の食の「型」(3)-2~発酵食品/熊谷隆

もったいないの心

大いなる和の国の榮養研究所の熊谷です。
管理栄養士&セラピストとして『健康づくりの家庭教師』(誰もが本来持っている「なおる力(治る力と直る力)」を復活させて「生き抜く力」「大切な人を守る力」「未来を切り開く力」を引き出すお手伝い事業)活動に尽力しています。体質情報を基にオーダーメイド型の「食カウンセリング」や「整体メニューの提案」を行っています。

【基本の食の「型」×遺伝子検査=オーダーメイド型栄養指導の実現】

と言う事で基本の食の「型」について前回に引き続き書かせていただきます。

前回コラム>>>基本の食の「型」(3)~まるごと食べる、無駄なく食べる

(3)-2は《まるごと食べる、無駄なく食べる》同様、「いただきますの心」「ご馳走様の心」「もったいないの心」「有り難いの心」が詰まっています。

その中でも特に「もったいないの心」が強く映し出されているのが発酵食品です。

 

出来るだけ良い状態で出来るだけ長持ちさせたい

現代社会では冷蔵庫の発明と普及によって簡単に食材を保存し長持ちさせる事が出来ます。
しかし、電気の無い時代季節が四季折々めぐり行く日本では夏は蒸し暑く冬は寒いと言う食べ物の生産や保存を相当工夫しなければ生き抜く事自体が困難だった事でしょう。

そんな中でも生き抜く知恵とも言うべき「発酵技術」が古くから発達したのはきっと「和の心」「いただきますの心」「ご馳走様の心」「もったいないの心」「有り難いの心」、すなわち八百万の神様と共に生きる事、生かされている事に感謝して来た日本のご先祖様の祈りの生活がそれを可能にしたのではないか?とわたしは考えています。

 

保存力だけでは無く、栄養価も高める発酵

 

 

発酵は目に見えない微生物の力と温度と時間が絶妙に絡み合って成される技であります。
目に見えない存在と共に作り上げた技術と言う事は「感謝」と「祈り」の生活が根底に無ければ出来なかった技術だと言えます。

日本の食卓には欠かせない「味噌」「醤油」「お酢」「みりん」「お酒」は全て発酵技術によって作られるものです。そして、その発酵のほとんどは糀カビと呼ばれるカビ菌の一種によって成されます。湿気の多い蒸し暑い日本だから誕生した技術だと言えるでしょう。

発酵食品・発酵技術について研究したり調べたりすると「逆境を逆手にとってチャンスに変える」精神、「現実を真摯に受け止め愚痴や言い訳をせずに出来る最善を尽くしていく」精神がずっとずっと昔から日本には根付いていたのだと思わせてくれます。そして、まだまだ大丈夫だと勇気を与えてくれます。

こうした発酵食品と発酵技術については書きたい事が山の様にあるのですが、今回は最後に発酵技術によって栄養価が高くなる事をお伝えしたいと思います。

発酵とは有用微生物がその餌になる栄養素を材料にして作り出す物質によって食品の味と成分が熟成され、風味や味が良くなり、腐敗菌の繁殖を抑え長期保存を可能にすると同時に食品としての価値を高めると言うものです。発酵調味料はそうした技術の結集と熟練によって作られるのですが、この技術を簡単に応用して「漬物」が作られます。

放っておけばやがて傷んで食品としての役目を果たせなくなってしまう多くの食品をぬか床や味噌床等の漬け床と一緒に数時間から数日漬けこんでおくと味と風味と栄養価が高くなった発酵食品に生まれ変わります。
野菜のビタミンB1は漬け床の乳酸菌の発酵によって数倍から数十倍になるという実験結果も出ています。

最近では完成したぬか床がスーパー等に並ぶようになりました。そうしたものを活用したり、自宅にあるお味噌やお醤油で簡単に漬物が出来るようになりました。腸内細菌と健康に関する研究成果もたくさん発表されています。手作りの発酵食品は食卓を豊かにしてくれると同時に體の健康にも一役かってくれます。

是非一度お試し下さい。

 

 

 

熊谷隆

熊谷隆

熊谷隆(くまがい たかし) 大いなる和の国の榮養研究所 主宰 管理栄養士、JSセラピスト 「施術」「和の榮養教室」「食生活の最適化支援」による 【JSプログラム】で「元氣に未来を切り開く強さ」を取り戻す支援に従事している。

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