基本の食の「型」(3)~まるごと食べる、無駄なく食べる
基本の食の「型」(3)~まるごと食べる、無駄なく食べる
大いなる和の国の榮養研究所の熊谷です。
管理栄養士&セラピストとして『健康づくりの家庭教師』(誰もが本来持っている「なおる力(治る力と直る力)」を復活させて「生き抜く力」「大切な人を守る力」「未来を切り開く力」を引き出すお手伝い事業)活動に尽力しています。体質情報を基にオーダーメイド型の「食カウンセリング」や「整体メニューの提案」を行っています。
基本の食の「型」×遺伝子検査=オーダーメイド型栄養指導の実現
と言う事で遺伝子検査で見えて来る内容に関連する「栄養」と「栄養素」のお話しに並行させて、基本の食の「型」について少しづつ書かせていただいています。
第一回>>>「基本の食の「型」(1)~旬を食べる」
第二回>>>「基本の食の「型」(2)~夏はなりもの」
今回は基本の食の「型」の全体像とタンパク質についての流れで「まるごと食べる、無駄なく食べる」について書かせていただきます。
基本の食の「型」7項目
わたしが栄養士活動で提案している基本の食の「型」にはポイントが7つ有ります。
①旬を食べる
②地産地消/土産土崩~郷土食・県民食のススメ
③-1まるごと食べる、無駄なく食べる
③-2発酵食品
③-3乾物~乾燥の知恵
④「ご飯」+「お味噌汁」+「お漬物」と言う最強の組み合わせ
⑤主食を充実させよう
⑥まごわやさしい
⑦日常食と行事食
世界で一番歴史が長く、世界的な長寿国である日本の心である
「和の心」「いただきますの心」「ご馳走様の心」「もったいないの心」「有り難いの心」から培われた和食文化を現代日本人に合わせて提案するとこの様になりました。
①と②が「和の心」
③の1~3には「いただきますの心」「ご馳走様の心」「もったいないの心」「有り難いの心」が詰まっています。
④から⑦は全てを総合して現代日本人が実践しやすい様に落とし込んだ内容になります。
「いただきます」の心と栄養学の融合
本日のテーマである
「まるごと食べる、無駄なく食べる」
は「いただきますの心」「ご馳走様の心」「もったいないの心」「有り難いの心」から生まれた食の知恵だと言えます。命をいただく事への感謝を込めて、全て無駄なくいただく・・・本当に美しい心の現れだと思います。
この美しい心に栄養学が融合され「まるごと食べる、無駄なく食べる」と言う食の知恵はなかなか摂りづらい微量栄養素であるビタミン・ミネラルを効率よく摂取する効果的な食の知恵となりました。
栄養学的な根拠に関しては前回のコラム
「タンパク質の栄養について(3/3)~タンパク質の代謝と微量栄養素」に書いてありますのでそちらを参考にして下さいね。
「燃料」「材料」「調節役」の栄養素をバランスよく食べて栄養素が完全燃焼した《良好な栄養状態》を創り出す食の知恵を実践して読者の皆様の健康の維持増進に繋がる事を心から願います。
次のコラムへ>>>「基本の食の「型」(3)-2~発酵食品」

熊谷隆
熊谷隆(くまがい たかし) 大いなる和の国の榮養研究所 主宰 管理栄養士、JSセラピスト 「施術」「和の榮養教室」「食生活の最適化支援」による 【JSプログラム】で「元氣に未来を切り開く強さ」を取り戻す支援に従事している。