熊谷隆

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タンパク質の栄養について(3/3)~タンパク質の代謝と微量栄養素/熊谷隆

「調節役」が足りなければ代謝は進まない

大いなる和の国の榮養研究所の熊谷です。
管理栄養士&セラピストとして『健康づくりの家庭教師』(誰もが本来持っている「なおる力(治る力と直る力)」を復活させて「生き抜く力」「大切な人を守る力」「未来を切り開く力」を引き出すお手伝い事業)活動に尽力しています。体質情報を基にオーダーメイド型の「食カウンセリング」や「整体メニューの提案」を行っています。

「タンパク質」をテーマにした内容が続いていますが、今回で一旦完結させていただきますね。

第一回コラム>>>「タンパク質とは(1/3)~タンパク質は「材料」

第二回コラム>>>タンパク質の栄養について(2/3)~アミノ酸スコアとアミノ酸プール

健康管理に大切な「栄養」「運動」「休養」のどの分野にも「タンパク質」は重要で大切な役目を担う栄養素である事が分かりました。しかし、このタンパク質がその役目を果たすには「調節役」のビタミンやミネラルが足りなければタンパク質の代謝は進みません。今回は《最高の脇役》とも言えるビタミン・ミネラルと言った微量栄養素に着目してタンパク質について見て行きたいと思います。

 

「調節役」である微量栄養素について

調節役である微量栄養素はタンパク質だけではなく糖質や脂質の代謝にも関わっています。
正に栄養素の主役とも言える三大栄養素「糖質」「脂質」「タンパク質」を主役として輝かせているのは微量栄養素のビタミンとミネラルなのです。

ざっくりまとめるとこんな感じになります。

❏糖質の代謝にはビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、マグネシウム、鉄、マンガン

❏脂質の代謝にはビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、マグネシウム、鉄、マンガン

❏タンパク質の代謝にはビタミンB2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、マグネシウム、鉄、マンガン

どうでしょうか?
なかなかの種類でしょ?

栄養素の代謝は化学反応の連続です。しかし、人間の體の中は理科の実験室の様な試薬を使ったり熱を加える事は出来ません。體の中の化学反応はタンパク質の一種である「酵素」が担ってくれています。そして多くのビタミンとミネラルは補酵素として酵素反応を補う役目を果たしているのです。ですから、微量栄養素が足りなければ化学反応が進まず、結果代謝が進まない・・・と言う事になってしまうのです。

 

「旬を食べる」「丸ごと食べる、無駄なく食べる」という知恵

 

 

タンパク質に限らず栄養素の代謝には調節役の微量栄養素が必要です。
では、実際の食生活で何を心掛ければ微量栄養素を不足しないように出来るのでしょうか?

そこでご紹介したいのは日本人の知恵とも言える「旬を食べる」と言うことと「丸ごと食べる、無駄なく食べる」というスタイルです。

旬の食材はその季節に最も育ちやすく、その時期に必要な栄養素がふんだんに含まれていますので「旬の食材」を食卓に乗せる事が微量栄養素を確保する有効な手法だとわたしは考えています。また、どんな食材にも色々な栄養素が含まれていますので一つ一つの食材を丸ごと活用し無駄なくいただくことで更に微量栄養素の損失を防ぐことが出来るわけです。

この内容については次回以降に詳しく書かせていただきますね。

栄養学の知識を日常の食生活に落とし込む時に和食の知恵は栄養学的に見ても理に適っている事をたくさん発見する事が出来ます。先人の知恵に感謝しながら、現代の科学と融合する事で未来に希望を与えられたら良いなぁと思いながら日々栄養士活動に励む筆者でありました。

 

 

 

熊谷隆

熊谷隆

熊谷隆(くまがい たかし) 大いなる和の国の榮養研究所 主宰 管理栄養士、JSセラピスト 「施術」「和の榮養教室」「食生活の最適化支援」による 【JSプログラム】で「元氣に未来を切り開く強さ」を取り戻す支援に従事している。

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