熊谷隆

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タンパク質の栄養について(2/3)~アミノ酸スコアとアミノ酸プール/熊谷隆

重要で大切な栄養素「タンパク質」の注意点

大いなる和の国の榮養研究所の熊谷です。
管理栄養士&セラピストとして『健康づくりの家庭教師』(誰もが本来持っている「なおる力(治る力と直る力)」を復活させて「生き抜く力」「大切な人を守る力」「未来を切り開く力」を引き出すお手伝い事業)活動に尽力しています。体質情報を基にオーダーメイド型の「食カウンセリング」や「整体メニューの提案」を行っています。

前回のコラムにてタンパク質は「材料」であると言う事について書かせていただきました。
健康管理として大切な三要素と言われる「栄養」「運動」「休養」のどの分野においてもタンパク質が関わっていますのでタンパク質が重要な栄養素の1つである事はご理解していただけたことと思います。

前回コラム>>>タンパク質とは(1/3)~タンパク質は「材料」」

ところが、大切で重要な役割を持つタンパク質にも注意点が必要です。
それはタンパク質には必ず「窒素」が含まれていて、この窒素がタンパク質の代謝の過程で「アンモニア」という毒素になると言う事。そして、その毒素を無毒化して排出するために腎臓と肝臓がたくさん仕事をこなしていると言う事の2つについてです。

重要かつ大切な栄養素だから「とにかくたくさん食べよう」では無く「良質なタンパク質を適量」がタンパク質の栄養のポイントとなります。

 

タンパク質の質を現す「アミノ酸スコア」

では、良質なタンパク質とはどの様なタンパク質でしょうか?
タンパク質は20種類のアミノ酸が遺伝子情報を基に組み合わさって出来上がります。
つまりどんなアミノ酸のどの様な組み合わせなのか?によってタンパク質の「質」が決まるのです。
そのタンパク質の質を現す指針が「アミノ酸スコア」と言うものです。

アミノ酸スコアはタンパク質を構成している「必須アミノ酸」の組み合わせの割合で決まります。
構成しているアミノ酸の中で一番含有量が少ないアミノ酸のレベルがアミノ酸スコアとなります。
アミノ酸スコアが高ければ高いほど質の良いタンパク質と言うことになります。

因みにアミノ酸スコアが100である食品としては牛肉・豚肉・鶏肉・卵・魚類と言った動物性食品が多いのですが、畑のお肉と呼ばれる大豆もアミノ酸スコアが100です。
日本における伝統的な食生活の「型」である「ご飯」と「お味噌汁」のスタイルはアミノ酸スコア的にも優れている事が分かりますね。

 

 

アミノ酸プール

前回のコラムでも書かせて頂きましたが、タンパク質はアミノ酸に分解された状態で體の中にプールされています。そのプールされたアミノ酸を有効活用して必要に応じてタンパク質を作るシステムになっています。これをアミノ酸プールと言います。

タンパク質は重要かつ大切な栄養素ですが、その代謝サイクルの特徴からたくさん摂取する事は腎臓と肝臓の負担に繋がります。ですから、良質のものを適量取り入れるだけでも十分対応出来る体制が體そのものに備わっているわけですね。

 

 

次のコラムへ>>>「タンパク質の栄養について(3/3)~タンパク質の代謝と微量栄養素」

 

 

熊谷隆

熊谷隆

熊谷隆(くまがい たかし) 大いなる和の国の榮養研究所 主宰 管理栄養士、JSセラピスト 「施術」「和の榮養教室」「食生活の最適化支援」による 【JSプログラム】で「元氣に未来を切り開く強さ」を取り戻す支援に従事している。

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