熊谷隆

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高血圧予防(4/6)「血管が硬くなっている!?」の対策について/熊谷隆

「血管が硬くなる」という観点からの対策

大いなる和の国の榮養研究所の熊谷です。
管理栄養士&セラピストとして『健康づくりの家庭教師』(誰もが本来持っている「なおる力(治る力と直る力)」を復活させて「生き抜く力」「大切な人を守る力」「未来を切り開く力」を引き出すお手伝い事業)活動に尽力しています。体質情報を基にオーダーメイド型の「食カウンセリング」や「整体メニューの提案」を行っています。

過去20年あまりで300万人もの患者数が増えている「高血圧症」をテーマにコラムを書いて来ました。

第一回>>>「高血圧予防(1/6) まず「血圧」について復習してみましょう」

第二回>>>「高血圧予防(2/6) 血液を送り出す圧力を強くしなければならない原因を整理しよう」

第三回>>>「高血圧予防(3/6)「血管が狭くなっている!?」の対策について」

高血圧症を放置しておくと「心臓肥大」や「動脈硬化」が進んでしまう可能性が高くなります。更にそうした状態が長く続くと脳卒中心筋梗塞心不全動脈瘤腎不全などの循環器に関わる病気が発症しやすくなってしまいますので対策が重要です。

遺伝子検査では「高血圧」に関連する
・血管が硬くなりやすいリスク
・血液が固まりやすいリスク
・ナトリウムに反応して筋肉が収縮しやすいリスク
などを知ることができます。

今回は血管が硬くなるという観点から対策を考えてみましょう。

 

血管が狭くなるのは「複合的な問題」

おさらいです。
心臓が血液を送る圧力を高くしなければならない4つの理由は・・・
↓↓
①血管が狭くなっている!?
②血管が硬くなっている!?
③血液の粘性が高くなっている!?
④ナトリウムに反応して血管の筋肉が収縮する
です。

血管が狭くなることについて先回「道路の車線規制」を例に書かせていただきました。
血管が狭くなるには道路側(血管側)の問題と自動車側(血液成分、血液状態)の問題、更に生活習慣などによる自律神経のバランスなどが複合的に絡み合って起きることだと分かりました。

「高血圧予防(3/6)「血管が狭くなっている!?」の対策について」参照

 

 

ホモシステインと動脈硬化

血管が硬くなる状態が進むと「動脈硬化」となります。
最近の研究では血液中のホモシステインという成分が動脈硬化の危険因子として注目されています。

ホモシステインとはタンパク質の構成成分である「アミノ酸」の一つであるメチオニンが代謝される過程で作られる成分のことです。つまりタンパク質を多く食べると結果的にホモシステイン濃度も上がると言うことになります。
また、ホモシステイン以外にも血中コレステロールや中性脂肪も動脈硬化に繋がる成分だと言われています。

以前のコラムで「血糖値のコントロール」について書かせていただきました。
三大エネルギー源と言われる「糖質」「脂質」「タンパク質」に関する特性についてエネルギー源(燃料)としては「糖質」が最も適しているということを書かせていただきました。脂質やタンパク質は「材料」としての役割がメインであり「燃料」としては臨時の役割であると言う趣旨の内容です。

>>>糖質と血糖値のコントロール① 糖質の種類と特徴

この様に高血圧症と動脈硬化という観点から見ても「タンパク質」と「脂質」の必要以上な食べ過ぎは見直した方が良いことが分かってきました。栄養素はその役割を理解して適切に摂ることが大切なんですね。

因みにタンパク質、脂質に限らず糖質の代謝においてビタミンB群(B1、B2、B6、B12、葉酸など)はとても重要な働きをします。主食であるご飯を胚芽米にしたり、お豆や大麦、もち麦、雑穀などを加えてビタミン・ミネラル・食物繊維の底上げをする事ができます。お味噌汁をはじめとしたスープ類を上手に使うことで野菜、海藻、イモ類、きのこ類等のかさばる食材も効果的に摂ることが出来ます。

栄養素は大きく「燃料」「材料」「調整役」の三つに分類できますので、それらをバランス良く食べることで高血圧予防にもなることが期待できます。

 

 

次のコラムへ>>>高血圧予防(5/6)「血液の粘性が高くなっている!?」の対策について

 

 

熊谷隆

熊谷隆

熊谷隆(くまがい たかし) 大いなる和の国の榮養研究所 主宰 管理栄養士、JSセラピスト 「施術」「和の榮養教室」「食生活の最適化支援」による 【JSプログラム】で「元氣に未来を切り開く強さ」を取り戻す支援に従事している。

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