熊谷隆

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高血圧予防(1/6)まず「血圧」について復習してみましょう

増加する高血圧症

大いなる和の国の榮養研究所の熊谷です。
管理栄養士&セラピストとして『健康づくりの家庭教師』(誰もが本来持っている「なおる力(治る力と直る力)」を復活させて「生き抜く力」「大切な人を守る力」「未来を切り開く力」を引き出すお手伝い事業)活動に尽力しています。体質情報を基にオーダーメイド型の「食カウンセリング」や「整体メニューの提案」を行っています。

厚生労働省では「患者調査」というものを3年に1回実施しています。
どのような病気で医療施設を利用される患者さんがどの位居るのか?定期的に調査しているのです。

過去20年あまりの推移を見てみましょう。
↓↓
2017年(平成29年) 993万7,000人
2014年(平成26年) 1,010万8,000人
2011年(平成23年) 906万7,000人
2008年(平成20年) 796万7,000人
1999年(平成11年) 719万人

約20年で300万人増えています。
この間、高血圧症の基準値も大きく変わっていますので高血圧症患者さんが増えた背景については色々な考察ができそうですが、ここでは「増えている事実」をご理解いただければと思います。

 

では「血圧」とは何でしょうか?

人間は「血液」が全身の細胞に行き渡ることで細胞一つ一つに酸素と栄養が届けられ、不要になった老廃物も回収することができます。その血液の循環の要なのが「心臓」です。心臓がポンプの役目を果たして全身に血液を送り込んでいるのです。

また、末端に行き渡った血液は全身の筋肉によるポンプアップによってまた心臓まで戻ってきます。この心臓から血液を送り出す時に血管にかかる血液の圧力が「血圧」です。ですので、心臓(ポンプ)がギュッと縮んで血液を送り出す時の血圧を収縮期血圧と呼ばれ、いわゆる「高い方」の血圧がこれに当たります。

次にポンプで送り出す血液を取り込む時に心臓は膨らみます。この時の血圧が拡張期血圧と呼ばれいわゆる「低い方」の血圧となります。

血液を全身に送り出す唯一の臓器が心臓です。心臓が止まってしまうということは生命の終わりを意味しますので、心臓の働きと血液の役割がどれだけ大きいかは簡単に想像が出来ると思います。

 

「高血圧」の何が怖いのか?

血圧が高いということはどういうことでしょうか?
風船に口から空気を送り込んで風船を膨らませる時の事を想像してみて下さい。
風船のゴムが硬くて「ふ~っ」と息を送り込む時にいつも以上の力が必要な時、顔を真っ赤にしながら思いっきり息を吹き込みますよね。

同じように、何らかの理由で血液を思いっきり送り込まなければ全身の細胞に必要な血液を届けられない状態になっているといつも以上に心臓は頑張って血液を送り出そうとします。いつも以上に心臓に負担がかかってしまう事が問題なのです!また、強い圧力で押し出される血液が通る「血管」にも強い圧力がかかるのでそこにも負担が大きくなります!!

こうして心臓と血管に大きな負担がかかってしまうのが「高血圧」の大きな問題点なのです。

心臓と血管の負担が常に強くなっていると心臓が大きく肥大する「心臓肥大」や動脈が疲れて硬くなってしまう「動脈硬化」という状態が進んでしまう可能性が高くなります。そうした状態が長く続くと脳卒中、心筋梗塞、心不全、動脈瘤、腎不全などの循環器に関わる病気が発症しやすくなってしまいます。

知らず知らずのうちにこういう状態に長く陥ってしまうことが一番怖い事だとわたしは考えています。

わずか20年あまり300万人もの高血圧症患者が増えてしまう昨今です。まずは自分自身の體(からだ)の状態を定期的に確認し、必要に応じてメンテナンスしていくという考え方や習慣を身に付けていく事が一番の対策になると考えます。強い圧力で血液を送り出さなければならない「原因」が何か?が分かり、どうすればそうした原因を取り除くことが出来るのか?が分かれば大事に至らない予防が可能になります。

次回からはその辺りの内容について書いて行きますね。

 

 

次のコラムへ>>>高血圧予防(2/6)血液を送り出す圧力を強くしなければならない原因を整理しよう

 

 

熊谷隆

熊谷隆

熊谷隆(くまがい たかし) 大いなる和の国の榮養研究所 主宰 管理栄養士、JSセラピスト 「施術」「和の榮養教室」「食生活の最適化支援」による 【JSプログラム】で「元氣に未来を切り開く強さ」を取り戻す支援に従事している。

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