基本の食の「型」(1)~旬を食べる
基本の食の「型」
大いなる和の国の榮養研究所の熊谷です。
管理栄養士&セラピストとして『健康づくりの家庭教師』(誰もが本来持っている「なおる力(治る力と直る力)」を復活させて「生き抜く力」「大切な人を守る力」「未来を切り開く力」を引き出すお手伝い事業)活動に尽力しています。
体質情報を基にオーダーメイド型の「食カウンセリング」や「整体メニューの提案」を行っています。
【基本の食の「型」×遺伝子検査=オーダーメイド型栄養指導の実現】
として一番初めにコラムを書かせていただきました。
>>>コラム「基本の食の「型」×遺伝子検査=オーダーメイド型栄養指導の実現」
糖質と血糖値に関するコラムの流れの中で【基本の食の「型」】について少し触れましたので、ここで少し管理栄養士としてわたしが考える基本の食の「型」について書かせていただきたいと思います。
旬を食べる
遺伝子検査では「その人」だけの体質情報が分かります。
糖質の代謝に関わる内容
脂質の代謝に関わる内容
タンパク質の代謝に関わる内容
ストレスやホルモンバランスに関わる内容
骨格や筋肉など体型に関わる内容
そして血行や血管、血圧に関わる内容
などなど
現代人が健康管理に必要な多くの項目において遺伝子レベルでどのような特性を持っているのか?が分かります。
こうした内容が分かることによって、一般的な栄養学的な「食生活指針」ではカバーしきれない部分をあらかじめ分かった状態でアプローチできます。
これが【オーダーメイド型栄養指導】の実現に繋がるということで多くの健康問題を抱える日本人の心身の健康を取り戻す確率が格段に引きあがったととても希望を持っています。
同時にあまりにも多くの食情報、健康情報があふれている現代においてその情報の波に溺れてしまっている現代人が多く存在している現状を整理し、
健康管理の指針を分かりやすい提示することが管理栄養士として役目なのでは?とも考え活動しています。
わたしは食生活はすべての基本だと考えています。
誰でも「食べたもの」で生きながらえているからです。
【基本の食の「型」】は現代のように栄養学が生まれる前から存在していました。
長い人類歴史の中で多くの経験則を基に「健康」で居られる「食の型」を確立させて来ました。
日本においては和食文化がそうだと言えるでしょう。
和食文化は「心」の在り方が形になった食文化だとわたしは捉えています。
つまり日本においては
『和の心』であり
『調和する心』であり
『思いやりの心』だと言えます。
それが
「いただきます」「ごちそうさま」「もったいない」「ありがたい」
という言葉に凝縮され濃縮されています。
その心の現れの一つが「旬を食べる」ということです。
そして「その土地で採れる旬のものをその土地に伝わる食べ方で食べる」という意味で「地産地消」が日本の食の基本の型だと言えるでしょう。
土産土法(どさんどほう)と言う表現も根っこは同じだと思います。
旬の食材は思いやり食材
「和の心」とは
心と體(からだ)の和(調和)を願う心
人と人の和(調和)を願う心
人と自然の和(調和)を願う心
と言えるでしょう。
旬の食材はその時の季節の特徴から人間が必要となる栄養素をふんだんに提供してくれる、まさに大地からの贈り物とも言える「思いやり食材」です。
春は芽のもの
夏はなりもの
秋は実のもの
冬は葉のもの
と端的に表わすことができます。詳しくは季節ごとに解説しようと思っています。
と言うことで、次回は「夏はなりもの」について少し詳しく書かせていただきますね。
次のコラムへ>>>「基本の食の「型」(2) ~夏はなりもの〜」

熊谷隆
熊谷隆(くまがい たかし) 大いなる和の国の榮養研究所 主宰 管理栄養士、JSセラピスト 「施術」「和の榮養教室」「食生活の最適化支援」による 【JSプログラム】で「元氣に未来を切り開く強さ」を取り戻す支援に従事している。