正能優子

骨密度を下げないために食事でできるコツコツ貯金/正能優子

こんにちは。栄養士の正能優子と申します。

フリーランス栄養士として27年、高齢者の介護予防事業や、保健センターでの乳幼児の食事相談をしてきました。

最近では「噛む・飲み込む」という行為に注目し、嚥下・咀嚼がいかにカラダに栄養を取り入れるために大切であるかなどについて、介護職の方々に向けた講習会を開催する機会も多くなりました。

また、調理実習などを通して地域のシニアの方々とのふれあいを楽しむ毎日です。

 

人生100年時代

「人生100年時代」とは100歳まで人生が続くのが当たり前になる時代。

この言葉は、2016年、ある1冊の本をきっかけに世界で話題となり、日本でも広く知られるようになりました。

私たちはこれとどう向かい合えばよいのでしょうか。100歳の自分が想像できますか?

平均寿命は年々延び、そして健康寿命との差も・・・・・この「差」こそが、介護が必要となる年数です。

もちろん経済的なことは重要課題ですが、まずは自分の身体に目を向けてみましょう。

いくら生活が潤っていても、「自分で動く」、これができなくなってしまっては元も子もありません。

では、「自分で動く」パワーを維持するために大切なのは何か。

それは、体を支える骨です。

そんな大切な骨の代謝に関する遺伝子であるVDRにリスクがあると、ビタミンDの吸収が苦手なため骨密度が下がりやすいといわれています。

その先に待ち受けているのが骨粗鬆症」。

それを避けるためにはどうすればいいのか、3回シリーズで触れていきたいと思います。

 

骨粗鬆症はどんな病気?

骨粗鬆症

骨のカルシウムが減少して骨がスカスカになり、もろくなって折れやすくなる病気です。

寝たきり状態になる原因として知られています。

原因は何?

骨は古くなると壊され、また新たに作られるということを繰り返しています。これを、骨代謝といいます。

骨量は20歳前後で最大になり、40代まではこの量が保たれます。でも、50代の頃にはバランスがくずれ、骨量が減ってしまいます。

特に女性は閉経による女性ホルモン減少の影響のため急激に骨量が減ってしまいます。

また、運動不足や偏った食習慣によりカルシウムやたんぱく質などの摂取が不足すると骨量低下につながってしまいます。

食事で大切なことは?

①まずは骨を作る材料となるカルシウムをしっかりとりましょう。

②カルシウムの吸収を高めて骨にしっかり沈着するのを助けるビタミンDをしっかりとりましょう。

③吸収されたカルシウムを骨に取り込むのを助けるビタミンKをしっかりとりましょう。

 

 

食事でできるコツコツ貯金

日本人に唯一不足しているといわれるカルシウム=骨の材料を毎日しっかり摂りましょう。

カルシウムは乳製品大豆製品緑黄色野菜小魚海藻などに多く含まれます。

でも残念なことに、吸収率があまり高くないものもあるので、いろいろと組み合わせて食べたり、1日1杯は必ず吸収のよい牛乳を飲むことを習慣づけるとよいでしょう。

正能優子

正能優子

栄養士/介護食士/健康咀嚼指導士 長女の子育てに悩んで駆け込んだ保健所でスカウトされ早27年。介護事業や栄養相談などに携わる。実は非常に深い、プライベート感満載の「個人の食」。問題解決のきっかけを必ず持ち帰れるようこころがけている。こどもに限らずシニアの食育の機会も多い。調理師学校で教鞭をとる

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