熊谷隆

糖質と血糖値コントロール(5/5)~吸収速度の速さと体脂肪蓄積〜/熊谷隆

大いなる和の国の榮養研究所の熊谷です。

管理栄養士&セラピストとして『健康づくりの家庭教師』(誰もが本来持っている「なおる力(治る力と直る力)」を復活させて「生き抜く力」「大切な人を守る力」「未来を切り開く力」を引き出すお手伝い事業)活動に尽力しています。

体質情報を基にオーダーメイド型の「食カウンセリング」や「整体メニューの提案」を行っています。

 

体脂肪の蓄積も大切な生命維持システム

ながらく「糖質と血糖値コントロール」というテーマが続いていますm(__)m

今回でやっと一段落します。最後まで読んでいただけますと嬉しいです。

第一回>>>「糖質と血糖値コントロール①〜糖質の種類と特徴〜」

第二回>>>「糖質と血糖値のコントロール②〜インスリンについて〜」

第三回>>>「糖質と血糖値コントロール③〜夏に気を付けたい清涼飲料水と血糖値〜」

第四回>>>「糖質と血糖値コントロール④~筋肉のスタミナ、グリコーゲンとしての蓄積〜」

 

何かと悪者扱いされている「糖質」の本来の姿、役割をお伝えしたくて長々とこのテーマでコラムを進めて来ました。

人間の生命維持システムと栄養素の役割と良好な榮養状態のことが分かってくると様々な栄養情報や健康情報を取捨選択できるようになってきます。

微力ながらこのコラムがきっかけとなって読者の皆様の健康で充実した生活に貢献できればと考えています。

本日は【糖質と血糖値コントロール⑤~吸収速度の速さと体脂肪蓄積〜】として書かせていただきます。

そして体脂肪の蓄積も大切な生命維持システムであるとご理解していただけるように頑張ります!

これまでの内容を整理してみると・・・

 

❏人間の生命維持に必要な燃料(エネルギー源)は三つもある

❏もしもの時(飢餓状態)でも対応できるように三つの栄養素を燃料として使えるようにしてある

❏一番負担の少ない、クリアーな燃料は「糖質」である

❏脂質とタンパク質の主な役割は「材料」、燃料としては臨時の役目

❏糖質には大きく三つの種類がある:単糖類・二糖類、少糖類・多糖類

❏糖質の種類は血糖値の上昇スピードに関わってくる:多糖類(でんぷん)が最も上昇スピードが緩やか

❏血糖値の上昇を抑える(細胞に吸収されるように働く)唯一のホルモンがインスリン

❏人体の想定外!血糖値のラッシュアワー~インスリンの短時間大量投入が多くの問題を引き起こす

❏血糖値の緩やかな上昇と安定した補給が筋肉のスタミナ源「グリコーゲン」の蓄積に有効

❏血糖値が短時間で急激に上昇するとインスリンの強い作用でグリコーゲン蓄積よりも脂肪蓄積が促進される

このような10項目になります。そして10番目の

❏血糖値が短時間で急激に上昇するとインスリンの強い作用でグリコーゲン蓄積よりも脂肪蓄積が促進される

という内容が本日のテーマです。

この状況を生み出す原因が分かれば、その対策ができるようになります。

問題は脂肪蓄積そのものよりも脂肪蓄積が促進されるインスリンの短時間大量投入につながる血糖値が急上昇する「食生活」そのものだと言うことなのです!!

「知る」「分かる」ところからはじまるヘルスケア

飢餓を想定して様々な対策が施された人間の體(からだ)にとって現代社会のような「急激な血糖値の上昇」を促す食生活はまさに想定外の状況だと言えます。

つまり、精製された砂糖のように甘みが強く、刺激的で、依存性があり、それでもって吸収力が速く血糖値上昇スピードが速い食べ物や飲み物に対応できるように人間の體はできていないという事実をまず理解することが重要なのだと思います。

つまり、甘いお菓子やジュース、そしてお酒などを日常的に食べ続けたり飲み続けたりすることができるように人間の體はできていないということなのです(日常的に!というところがポイントです)

血糖値のラッシュアワーはインスリンを管理する膵臓を疲弊させるばかりか、筋肉のスタミナ源となるグリコーゲンの蓄積よりも脂肪蓄積を促進し肉体のスタミナ源を奪います。

そして脂肪蓄積の過剰による弊害の呼び水となります。まさに『百害あって一利なし』です。

 

最後に生命の維持増進に備わっている機能についておさらいしてみましょう。

 

エネルギー源となる燃料が三種類も用意されている!

食べ物から得たエネルギー源をグリコーゲンとして筋肉と肝臓に蓄積できるようになっている!

グリコーゲンとして蓄積しても余った燃料は脂肪としてもしもの時に備えて蓄積してくれる!

 

そしてその内容からこのようなことが導きだせます。

 

燃料として一番負担なくクリアーなのは「糖質」!

糖質の中でも吸収スピードが緩やかで血糖値を安定して維持できるのが多糖類のでんぷんである!

でんぷんを多く含む穀類、イモ類は日本と多くの世界で主食となっている!

毎日食べても飽きがこなくてどんな食材にも合う「お米」を中心にした和食文化は、筋肉のスタミナ源になるグリコーゲン蓄積を安定的に実現してくれて血糖値のラッシュアワーにならない!

 

これらの内容が皆さんの健康管理に役立つことを願います。

熊谷隆

熊谷隆

熊谷隆(くまがい たかし) 大いなる和の国の榮養研究所 主宰 管理栄養士、JSセラピスト 「施術」「和の榮養教室」「食生活の最適化支援」による 【JSプログラム】で「元氣に未来を切り開く強さ」を取り戻す支援に従事している。

関連記事