熊谷隆

糖質と血糖値コントロール(4/5)~筋肉のスタミナ、グリコーゲンとしての蓄積/熊谷隆

大いなる和の国の榮養研究所の熊谷です。

管理栄養士&セラピストとして『健康づくりの家庭教師』(誰もが本来持っている「なおる力(治る力と直る力)」を復活させて「生き抜く力」「大切な人を守る力」「未来を切り開く力」を引き出すお手伝い事業)活動に尽力しています。

体質情報を基にオーダーメイド型の「食カウンセリング」や「整体メニューの提案」を行っています。

 

筋肉のスタミナ、グリコーゲンとしての蓄積

しばらく「糖質と血糖値コントロール」というテーマが続いていますが・・・もう少し続きます(^^ゞ

前回コラム>>>「糖質と血糖値コントロール③〜夏に気を付けたい清涼飲料水と血糖値〜」

今回は《筋肉のスタミナ、グリコーゲンとしての蓄積》という内容です。

「糖質」のイメージとして食べ過ぎると「脂肪」として蓄積される!というイメージが強いと思います。

それ自体は間違っていません。

しかし、押さえておいていただきたいのは「インスリン」が強く作用すると「脂肪蓄積」しやすいというところです!

インスリンが強く作用するというのは短時間に大量のインスリンが分泌された時です。

つまり、前回テーマにしました「清涼飲料水」のように急激に血糖値が上昇する高GI値の飲み物や食べ物によって血糖値が急激に上昇したときに大量のインスリンが短時間で分泌されるのです。

 

血糖値をゆるやかに上昇させ、安定した状態を長続きさせることが大切

人間が活動し続けるには適切な燃料が必要に応じて供給されていることがとても大切です。

前にも書かせていただきましたが、人間の體(からだ)は「飢餓」状態で燃料となる「食べ物」が無くなってしまった時でも生命を維持できるように様々な工夫が施されています。

その一つが「燃料」となる栄養素が三つも用意されているということです。

つまり糖質・脂質・タンパク質という三つの栄養素が「燃料」として使えるようになっています。

自動車であれば基本的には軽油やガソリンという油、ハイブリッド車でも油と電気の二つです。しかし、人間の體は三つも燃料として使うことができるようになっているのです!

その中で一番體に負担のないクリアーな燃料が糖質だと言われています。何せエネルギーとして燃焼した後に出てくるのが「水」と「二酸化炭素」だけなのですから・・・

欠かせない燃料の供給が重要である理由は、筋肉(骨格筋と内臓の筋肉両方)を活動させるために常に必要だからです!

普段の生活はもちろん、寝ている間に行っている體の修復にもエネルギーは必要です。

ですから、定期的な食事による燃料補給と体内への蓄積が重要なのです。

本日のテーマはこの【体内の蓄積】です!

糖質は【グリコーゲン】という形で筋肉と肝臓に蓄積されます。

先にも書きましたように血糖値の上昇スピードが速いとインスリンの作用が強く働き、「脂肪蓄積」が促進されてしまいます。

ですから血糖値の上昇スピードが緩やかで安定している食べ物で燃料を補給することが、【筋肉のスタミナ源】グリコーゲンとして蓄積するポイントとなるのです。

「地産地消」が一番わかりやすい指針

こういう観点から見ると、毎日定期的に食べることができてどんなおかずにも対応できる飽きの来ない低GI値の食べ物が主食としてとても優れていることが分かります。

なぜなら、急激なインスリンの分泌が抑えられるので脂肪蓄積よりもグリコーゲンとしてしっかりと蓄積されるように體が作用してくれるからです。

また、規則正しい食生活を行うことによって日常生活や運動や労働で消費されたグリコーゲンを定期的に補給し続けることもできるわけです。

日本人が縄文時代から稲作を行いお米(玄米)を食べ続けてきた民族です。

世界的に見てもイモ類やトウモロコシといった穀類が主食となっています。いずれも「多糖類」のでんぷんが主成分になっている食べ物です。

単糖類や二糖類、少糖類に比べて吸収が緩やかで血糖値を安定させやすいのがこの「でんぷん」の特長の一つです。

でんぷんを多く含む穀類の中でも高GI値のものはありますが、調理方法などを工夫することで低GI値の食べ物として食べることができます。

こうした栄養学の知識が解明される何千年も昔から人類は生命維持に必要なものを選択して生きながらえてきたという事実に深い感銘を受けるのはわたしだけでしょうか?

糖質と血糖値コントロールという観点から見ていくと、いろいろな食の指針がある中で【地産地消】という指針は一番無理がなく分かりやすい食の指針になるのだとわたしは思うのです。

戦前まで当たり前だった日本人の食事スタイルを取り戻し、現代日本人に最適化させていくことで日本を健康で長寿な国として復活させたい!これが管理栄養士としてのわたしの役目だと思うのです。

熊谷隆

熊谷隆

熊谷隆(くまがい たかし) 大いなる和の国の榮養研究所 主宰 管理栄養士、JSセラピスト 「施術」「和の榮養教室」「食生活の最適化支援」による 【JSプログラム】で「元氣に未来を切り開く強さ」を取り戻す支援に従事している。

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