三好陽子

コレステロールの働きとは?(1/2)/三好陽子

 

こんにちは、管理栄養士の三好陽子です。
今回は、コレステロールについてお話しします。

 

コレステロールは簡単に食事でコントロールはできますか?

健康診断が近くなると、集中的に運動を始めたり、過度な食事制限をしたり、中には健康診断前日から断食する人もいます。
体質的に難しい方もいますが、血糖値や中性脂肪など、短期間でコントロールしやすいものもあるので、正常値で乗り切られているようですが・・・。

では、コレステロールはどうでしょうか?
実は、コレステロールは短期間でのコントロールは難しいと言われてます。
なぜなら、コレステロールは、肝臓などの臓器で70~80%が作られており、残りの20~30%が食事から取り入れられるからです。

つまり、個人の体質により、コレステロールの値は左右されやすいということです。
個人の体質を知ることができる『イデンシル』には、コレステロールに関係している遺伝子の項目があります。

 

●LPL・・・LPL活性が低下すると、HDLコレステロールが作られにくくなる傾向があります。

●PCSK9・・・LDL受容体が減り、LDLコレステロールが血中に残りやすくなる傾向があります。

●HMGCR・・・LDLコレステロールの値が下がりにくくなる傾向があります。

 

これらの遺伝子にリスクがあると、コレステロールの値をコントロールすることに人一倍、頑張らなければいけないかもしれませんね。

 

 

そもそもコレステロールは、体内でどんな働きをしているのでしょうか?

コレステロールといえば、『HDLコレステロール(善玉)とLDLコレステロール(悪玉)』です。
名前からして、HDLコレステロールだけを摂っていれば安心!!と思われるかもしれません。
でも実は、LDLコレステロールも大切なのです!!
大切なことは、この二つの割合です。

『HDLコレステロール2:LDLコレステロール1』

保健指導などの生活指導では、正常範囲(HDL:40mg/dl以上、LDL:70~139mg/dl)となっていますが、LDLが150mg/dl以上でもHDLが75mg/dlくらいあれば、問題なしと判断しています。
この割合を保つことが、一番、大切なのです。

では、どんな働きをしているのでしょうか?
簡単に説明すると、『LDLコレステロール』が体の隅々にコレステロールを運んで行き、『HDLコレステロール』が余分なコレステロールを肝臓に戻しています。
コレステロールは細胞の修復などにも使われているので、末梢組織に行くことができる『LDLコレステロール』は必要不可欠ですね。
しかし、遺伝子にリスクがある人は、LDLコレステロールが増えすぎてしまう傾向にある為、気を付けなければいけません。
では、次のコラム『LDLコレステロールの減らし方』で気を付けるポイントについてお話しさせていただきます。

ご興味あれば、ご覧ください。宜しくお願いします!

 

 

次のコラムへ>>>「LDLコレステロールの減らし方」

 

 

三好陽子

三好陽子

管理栄養士。 現在は病院勤務。病院の他にも、エステ、スポーツクラブなど多方面での勤務経験あり。 指導のモットーは、絶対、無理しすぎないこと! 『細く長く続けられることが1番』いうのが信念である。

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