『アスリート』カウンセリング(1/3)
こんにちは。こころとカラダに栄養を
健康運動指導士、管理栄養士の藤澤直美です。
確かなエビデンスを用いて遺伝子情報を分析することで、ご自身の体質を科学的に知ることができます。
体質を知ることができれば、スポーツに限らず、ダイエット・美容・生活習慣病の予防など、その後の人生の色々なシーンで活用できます。
イデンシルは「検査後に分析結果が実生活で活用されること」を重視しており、からだの専門家が活用する情報ツールになっています。
ベーシック版として「アスリート」「ヘルスケア」「シェイプ&ビューティ」の3種類を用意しており、今回はアスリート版の検査とカウンセリングを実施した方のお話をいたします。
遺伝子情報を用いたカウンセリング
今回アスリート版を受けた方は、実際にプレイヤーとしてご活躍されている方でした。
アスリート版では筋肉のつき方や怪我のリスクなどに関する体質を調べて、競技力の向上に役立たせることができます。
まずはどんな未来の姿を望んでいるか、どういう事が知りたいかを伺ってから、カウンセリングを始めます。
今回ご相談に来られた方は、普段の練習でも持久力が他の仲間に比べて弱いと感じていらっしゃったようで、
持久力という自身のウィークポイントを改善するための食事とトレーニング法を知りたいと、明確な目的を持って受けられていました。
今回ご相談に来られた方の検査結果を見てみると、速筋がつきやすく遅筋がつきにくい体質。
つまり瞬発力に長けているタイプで、持久力はつきにくいという結果でした。
速筋タイプでも、日々の食事やトレーニングで持久力のパフォーマンスを上げる事が可能である事をお話ししました。
ご本人も感想はやっぱりか。と同時に仲間にも堂々と言えると冗談をいいながら、前向きに受け止めていました。
速筋と遅筋については
前回のコラム>>「体型・姿勢(骨格筋)(1/2)」を参考にしてくださいね。
遅筋は主に日常生活に使う筋肉です。遅筋が多いと疲れにくくなり、体力が向上し持久力が上がります。
遅筋は、酸素を蓄えるミオグロビンというタンパク質が多く含まれているため赤い色をしており、赤筋とも呼ばれます。
赤筋の特徴は、ミトコンドリアが多く、酸素消費も上手にできるため、長時間の運動に優れた筋肉です。
遅筋は心肺機能を鍛える事で向上します。
細胞の中のミトコンドリアを増やすには
- 適正な食事
- 高強度のトレーニング
が有効です。
ミトコンドリアの強化に関しては
三好陽子さんのコラム>>「ミトコンドリアを増やす方法_運動編(3/3)」を参考にして下さいね。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

藤澤直美
皆様の笑顔を 栄養に 健康運動指導士・介護予防スペシャリスト 専門的な運動指導の知識のもと運動セミナーも行なっています 元気に健康寿命を延ばす 管理栄養士・サプリメントアドバイザー 特定保健指導は約2000人指導 フラインストラクター