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筋損傷のリスクに関連する遺伝子とは?

スポーツ傷害の予防プログラム確立へ期待!

筋損傷のリスクに関連する遺伝子とは?

スポーツにおけるケガの予防はアスリートの競技成績やアスリートキャリアにおいて、非常に重要であり、日々、コンディショニングやケアに取り組むアスリートやトレーナーも多い。

エストロゲン受容体遺伝子の個人差であるT/C遺伝子多型が、筋スティフィネス(筋硬度)を介して肉離れなどの筋損傷リスクに関連することが研究で明らかとなったのだ。

 

アスリートに多い筋損傷

下記の円グラフは、2016年に開催されたリオデジャネイロ・オリンピックにおけるスポーツ傷害の発生件数と傷害別の割合を示したものである。(図1)

ケガの中では筋損傷(肉離れ)が30%を占めており、その割合は最も高くなっている。アスリートにおける筋損傷の予防プログラムの確立は急務と言える。

 

男性よりも女性の発症率が低い

筋損傷の発生頻度には性別で差が存在し、男性に比べて女性の発症率が低いことが明らかになっている。女性ホルモンであるエストロゲンは、一般的に骨格筋に働くと筋肉を硬くするコラーゲンの沈着を抑えると言われており、そのため、女性は筋肉が軟らかく、加齢に伴って柔軟性は低下する。これが女性で筋損傷が発症しづらい原因ではないかと考えられているのだ。

遺伝要因の考慮がスポーツ傷害の予防にもつながる

筋損傷のリスクは、エストロゲン受容体遺伝子だけではなく、遺伝要因と環境要因とが関係してくると言われている。しかし高みを目指すアスリートであればある程度、遺伝の与える影響も少なくはないので、これからは遺伝要因にもついても考慮が必要だと言えるのではないだろうか。

アスリートのいわゆるケガの種類には筋損傷(肉離れ)・靭帯損傷・骨折など様々あるが、「骨折ばかりしてしまう」「肉離れも骨折もしやすい」など傾向は人それぞれ異なるかは周知の事実であろう。今後、筋損傷以外の遺伝子リスクも解明されることを期待するばかりである。

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