太陽の光で体内時計をリセット!光と体内時計のお話し
こんにちは。管理栄養士の椎橋です。
高精度遺伝子分析サービス“イデンシル”には、「体内時計の光同調に関する遺伝子」について確認できる項目があります。
光と体内時計は深い関りがありますので、光と上手に付き合うことで自分の体内時計を正確に刻むことができます。
早起きより夜更かしが得意な理由とは?
まれに“早起きが得意”という方もいらっしゃいますが、ほとんどの方が夜更かしの方が得意(楽)と感じるのではないでしょうか。
寝る時間を後ろずらす方が簡単なのは、人の体内時計の長さにあります。
人の体内時計は、1日24時間に対して、約25時間(24時間±4時間程度)と言われているため外界と遮断された環境に置かれた場合は徐々に後ろにずれていくことがわかっています。
ですので、夜更かし(後ろにずらす)の方が体内時計に反しておらず、逆に早起き(前倒し)にするのは苦手になるのはこのためです。
では、なぜ25時間の体内時計は日々きちんとリセットされるのでしょうか。
体内時計リセットをするポイントのひとつに“光”があります。体内時計は光によって変動しやすいことがわかっているため、光と上手に付き合うことが体内時計を正しく刻むことを助けてくれます。
朝は明るく、夜は暗くが体内時計の基本です
朝は太陽の光を浴びることで、体内時計を1時間前進させることがわかっています。
体内時計をリセットするには、起床から3時間以内に1000ルクス以上の光(太陽の光、外光)を浴びるとよいとされています。
カーテンを開けて太陽の光を浴びるのは誰でもすぐにできる習慣ですので、心身共にいいスタートを切りたい時にすぐ実践できる工夫です。
逆に夕方から夜にかけて強い照明1000ルクス以上の光を浴びると、体内時計のずれに繋がると言われているため、夜遅い時間は極力強い光を避けて生活をしてみるといいでしょう。
1000ルクスの光とは
- コンビニの店内
- パチンコ屋の店内
- 百貨店店内
- 夜のアーケード など
特に「体内時計の光同調に関する遺伝子」で光の影響を受けやすい結果が出た方は
光によって体内時計が乱れやすくなりがちです。
光と体内時計の関係を理解して、普段の生活に活かしてみましょう。

椎橋聡子
「健康になりたいけど、どうしていいかわからない」という方のため、≪難しいことをわかりやすく、そして時々面白く≫をモットーに、ひとりひとりの生活に寄り添ったアドバイスを目指しています。また、ここぞと言う時の食事術「パフォーマンス飯」を得意とし、アスリート・受験生・経営者へのサポートをしています。